感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
36
乾ききった死の世界だが老人病の特効薬メランジの宝庫でもある砂の惑星アラキスを舞台とした長編。作品の世界観を作り上げるためのたくさんの造語と、主人公たちが置かれている状況、アラキスの環境などを理解し慣れるまで、かなり戸惑い時間が掛かる。1巻ではほとんど話が進まないが、公爵家を取り巻く暗い影や、たくさんの伏線らしきものの展開が、次巻以降大いに気になるところ。2015/10/03
姉勤
32
好きな映画の一つの原作。封建的王侯が数々の惑星を支配する世界。不思議な効能がある、砂漠の惑星アラキス特産のスパイスの利権をめぐる陰謀と伝説。映画の予備知識やイメージ(それも分かりやすいとも言えない)がないと、語彙の注釈(これも同様)を読んでもチンンプンカンプン。主人公である公子ポウルの伯爵家がアキラスの委任統治を受け、先住民フレーメンと接触し…謎と陰謀と世界をぶちまけた序盤で1巻は終わる。2015/11/05
新田新一
23
再読。『デューン砂の惑星』は現代SFの最高傑作の一つと言われている作品です。この1巻では、アトレイデ家がアラキスに派遣され、そこを統治することが決まったことが描かれます。アラキスは砂漠の惑星であり、危険が多い場所なのですが、特効薬が取れる所として知られています。遠い未来の社会が精緻に描かれているのがこの作品の特長の一つです。現代と地続きになっていない異質な社会が生き生きと描かれているところに惹かれます。私の持っている本は、石ノ森章太郎が挿絵を描いていて、この物語の雰囲気を盛り上げています。2024/07/20
鐵太郎
20
「デューン 砂の惑星」という題のうち、「砂の惑星」という部分は日本でおまけに付けたものです。原題は「Dune」だけです。 しかしこの後シリーズ化されて書き継がれるうちに、本の原題は「Dune」のあとに題名が追記されるかたちになり、その結果邦題には違和感がなくなっていったのでした。先見の明というべきか。(笑) さてこれが、その「デューン」シリーズの第1巻。2011/01/31
Tadashi_N
19
惑星スケールのお家騒動物語が始まった。2022/02/10
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