感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
279
大長編SFスペースオペラ・宇宙英雄ローダンシリーズの第5巻です。前回から随分と間が開きまして申し訳ないです。今回は地球征服を狙う《精神寄生体》IVsとの3回目の最終決戦と琴座の主星ヴェガへの旅立ちが主な内容です。これで読むのが2度目ですが、ローダンの魅力はSF本来の面白さとは別に独特なユーモア感覚にありまして、その意味で初期はまだ私には不満足ですね。初期はダールトン氏が孤軍奮闘で、時々ベタな大阪風の「こてこての笑い」の笑タイムを演出してくれておりまして、こういう大らかなユーモアに古き良き時代を感じますね。2021/11/17
ニミッツクラス
21
72年(昭和47年)230円白背初版。《第三勢力》の邦訳5巻目。ショルスとシェール。●忘れていた事→IVsの駆逐とヴェガ星域にトプシダー登場の間には3年が経過。ヴェガ星域の種族はフェロン人。トプシダーはオリオンデルタ(815光年)の種族。●一般項→ヴェガ星域に直径800mのアルコン製インペリウム級弩級戦艦出現!(これはのちのスターダスト級)。グッド・ホープ被弾(口絵)。フェロン人は物質転送機を保有。インパルスエンジンはうるさい。遷移時の構造振動を捉える空間構造走査機。27光年の遷移時の苦痛。★★★★☆☆2021/08/01
Dai(ダイ)
15
ようやく地球規模から宇宙規模の闘いが始まりスピード感が出始めた。2018/01/11
あおさわ
14
おお、無理やり不可侵条約wそして次のステップへ…。アルコン人の望郷の念からとんでもない戦闘に首をつっこむ羽目になるローダン。やっぱ諦めてないなあクレストさんもトーラも。相変わらずトーラはプライド捨てきれなくて突っ走って頭ぶつけてますね;;新たな異星人たちとの出会いと、いきなり帰れなくなったりと、とにかく展開が早かった!!まだまだ広い宇宙のご近所さんのようですが、危機から危機へとおつかれさん。新しい機械や装置が次々と出てきますが漢字を読んでるとなんに使うのかなんとなくわかる。漢字って偉大。2015/05/02
cgatocairb
11
《グッド・ホープ》って、元からの名前ではなく、他人からの借り物に勝手に名前を付けて我が物顔してたと…そりゃトーラも不快に思ってキレるわ。巻を追うごとにトーラに感情(不満)が出てくるな〜。フェリン星人に会ってやっと、自分達がアルコン星人の技術を借りてるだけで、現実の地球人の劣った技術レベルを自覚したね。ローダンに自分の事が羨ましいかと言われたブリー「そりゃ、それもありますよ、いつも…手に負えない問題が生じたとき、たずねることのできる人間がいるんで感謝してますぜ」ローダンよりブリーの方が人間ができていると。2015/09/28