感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
16
永遠に生きる機械人間に脳移植したジェイムスン教授のお話、スタートです。なんとも魅力ある設定なのですが、面白い似非科学と痛快な復讐劇、という流れ。お話自体は楽しめるのですが、悪い奴らは問答無用で叩き殺し、縊り殺す殺伐さはなんだろうな。この時代独特のものなのかな? てな訳で、日本版ジェイムスン教授シリーズの開幕です。当時藤子不二雄さんのイラストに驚愕したものですが、今見ても素敵。2011/08/05
月世界旅行したい
11
挿絵担当の藤子不二雄先生の素晴らしい仕事っぷりが楽しめます。2014/06/16
白義
8
四千万年後の地球周回軌道で、ミイラとして漂っていたジェイムスン教授を発見したのは、ドラム缶の化物のような奇っ怪で、しかし稚気に満ちた愛すべき機械人、ゾル星人たち。彼らの手によりゾル人として生まれ変わった教授が、宇宙と時空を股にかける驚異の大冒険に繰り出す。特筆すべきはやはりゾル人たちのキャラクターで、珍妙奇天烈な風体をしながら好奇心旺盛で不老不死の冒険者たちという類を見ない個性は並入るスペースオペラの中でも本作を傑出した人気に押し上げた。そして、四千万年の孤独からそんなドタバタ道中に勧誘された教授の存在感2018/04/15
flatscan
5
1931年のSF。主人公ジェイムスン教授は、永遠に自分の身体を残すためにコールドスリープっぽい装置に入る。4千万年後にゾル人がこれを見つけて蘇生し、彼らと同じ機械の体に教授の脳を移植。機械の体で復活した教授は、彼らと共に宇宙を巡る冒険の旅に出る。微笑ましいネタ(ツッコミどころ)満載なので、サイエンス・フィクションと言うよりは、少し不思議な冒険小説とでもいう雰囲気。古き良き時代の作品。とか言いつつ、終盤は「ゾル人&三脚人」vs「エムクルス(蝙蝠の様な殺人生物)」の全面戦争。血みどろの抗争劇でちょっと引くわ…2022/06/01
k16
4
20120514読了。 21MM-392ことジェイムスン教授シリーズ1作目・・らしい。 いやぁこれ凄いな。 死後四千年間、地球周回軌道をぐるぐるまわり、それを発見した不死の機械人間ゾル人によって同じ機械人間に改造されてるんですよ! さらに七百年経過したりと・・う~ん、おもしろい。2012/05/14
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