インテリジェンスの基礎理論 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784803715392
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3031

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

異世界西郷さん

17
インテリジェンスとは何か。そしてインテリジェンスはどうあるべきか。学術の面からインテリジェンスを記した一冊。今までは佐藤優が書いた新書など、いわゆる「入門編」と位置付けられるような本を主に読んできたわけですが、今回は学術書という事で難し目の本に挑戦してみました。やはり、勉学用となると厳しいですね。内容としては、インテリジェンスとはどういうものかという定義付けに始まり、主にアメリカを中心にインテリジェンスがどのように運用されているのかや日本の置かれている現状にも言及されておりなかなかに読み応えがありました。2019/04/11

フェイ

3
国家安全保障には欠かせない情報の扱い方について書かれた教科書。 孫子が語るように敵に勝ち、成功を収めるためには敵情を知ることが不可欠なのである。 とはいえ、この本は情報収集だけでなく、得られた情報をどう分析して知識とするか、知識をどのように扱って政策決定者に出すか、そしてこれら一連のプロセスを民主主義とどう合致させるかを主に米国の例を出して紹介している。 ※「極秘情報なんてスパイがとってくるもの」と思っている人には是非一読を勧めたい。情報から敵国の動向を判断するのは、そう単純ではないのである。2014/08/16

shin_ash

1
昨今は我が国も安全保障に関する話題が絶えない。そう言う意味では我が国にもそれなりにの仕組みがあることは安心かもしれない。一方、強力なインテリジェンス機関の機能がよくない意味で「忖度」の文化を持つ我が国では「インテリジェンスの政治化」において重大な懸念が存在するように感じる。また筆者も指摘するように我が国には特高警察の事例などインテリジェンス機関による圧政の実体験もある。法治国家としてまた民主主義の国として、そして国民主権の国家として歴史的経緯を踏まえて適切な仕組みと運営を切に願いたい。2017/04/09

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