HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS<br> 記憶にない殺人

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HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS
記憶にない殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150020286
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

親友が殺された夜、現場にいたルーシーは事件の記憶を全て失っていた。五年後、故郷へ戻った彼女は、周囲に犯人と疑われながらも、素人探偵と共に事件を再調査する。記憶がもどりはじめ、「殺しちゃおう」と脳裏に謎の声が響く中、彼女がたどり着いた真相とは


【目次】

内容説明

親友の殺害現場で血まみれで発見されたルーシー。彼女は事件の記憶を失っていた。確固たる証拠もなく事件は迷宮入りするも、周囲に犯人扱いされた彼女は心に傷を負って町を出る。五年後、家族に呼ばれ帰郷するも人々の視線は変わっていなかった。耐えかねたルーシーは事件の再調査を始め、徐々に記憶を取り戻すうち、脳裏に「殺せ」と謎の声が響く。私は誰も殺してない。でも本当にそうなの?証言を調べるうちに家族と友人の嘘も判明。何もかもが疑わしい中、全てを思い出した彼女がたどりついた驚愕の答えとは!

著者等紹介

ティンテラ,エイミー[ティンテラ,エイミー] [Tintera,Amy]
テキサス州オースティン生まれ。2013年にRebootでデビュー。以降ヤングアダルト作品を中心に手掛ける。初の大人向けミステリ作品『記憶にない殺人』(本書)が2025年にアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞にノミネート

服部京子[ハットリキョウコ]
中央大学文学部卒。英米文学翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

糸巻

29
生まれ育ったテキサスで親友が遺体で発見される。一緒にいたルーシーも頭にケガを負い事件前後の記憶をなくしていた。住民は皆、夫や両親ですらルーシーを犯人扱いするのにいたたまれず町を出たが、祖母に呼ばれ5年ぶりに帰郷。ポッドキャスターのベンと組み事件の真相を追う。ルーシーの一人称で進む文章とインタビューが多いので非常に読みやすい。何かトリックがあるわけではなく、関係者の嘘と隠されていた事実が明かされる事で解決に向かう。もちろんルーシー自身も絶対に犯人ではないと言い切れず終盤までハラハラ展開が面白かった。2026/06/20

しゃお

28
主人公のルーシーが記憶を失っているという設定なので、そもそもが信頼できない語り手であるということ、更に、事件当時の記憶を無くしているとはいえ、どうやら他にも何かを隠している様子が伺え、余計に信頼できない語り手という地位を確立?w 思いのほかシスターフッドだったり女性の自立などといったテーマもあり楽しめました。しかしドロドロの昼メロみたいな状態で、登場人物みんな下半身ゆるめで感情移入しにくいのが難点でしょうかw 事件の真相が判明と思いきや、他にもまだ秘密が隠されていそうで、その辺がどうか知りたいかも。2026/10/01

stobe1904

27
【記憶喪失をめぐるミステリ】親友サヴァンナが殺害され、記憶を失った状態で発見されたルーシーだが、事件は決定的な証拠がなくルーシーに疑いがかかったまま迷宮入りしてしまうが…。ポッドキャストが効果的使われ、関係者のインタビューを通じて事件の真相が少しづつ解明されていく構図は想定通りでサプライズはなく、少し期待外れ。それにしても多くの登場人物が節操がないなあと苦笑気味。★★★☆☆2026/07/20

練りようかん

17
困った状況にも関わらず主人公の語り口は軽妙で、そのユニークさに引き込まれた。友人が殺された現場にいた当日の記憶を失っており、周囲の人間は主人公を犯人だと決めて掛かっている。ポッドキャストのホストによるインタビューと主人公の視点で展開。2人の微妙な協力関係と、犯人を見つけるチャンスだとお膳立てしてくれる祖母の老成持重が、アクセルとブレーキの両面を持っていて特別良かった。そして1人の嘘がバレると連鎖的に皆の不都合な真実が露呈する形式は好みで楽しい。原作者と服部さんのタッグが素敵、次あれば是非翻訳してほしい。2026/11/01

土筆

16
親友が殺され自身も血塗れで保護されるが当時の記憶がなく犯人と後ろ指をさされ故郷を去ったルーシー。5年後ポッドキャストで事件が掘り返され、仕事はクビ、祖母の誕生日を機に帰郷。配信者との鉢合わせ。ルーシー視点と配信で探られていく嘘と真実と記憶。展開が面白く邦訳も読みやすく一気読み。ポッドキャストが『自由研究には向かない殺人』の面白さを想起させるが、親に信じてもらえない辛さと、田舎の閉鎖空間での明け透けでドロドロな人間関係に精神やられる。東京にでて良かった。「よくあることよね。男はつねに男を信じるもんだし」2026/07/12

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