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出版社内容情報
不正を憎む刑事マクニールの妻が遺体で発見された。妻はホワイトハウス担当記者だった。死因は自殺とされるが、かつて社交界で起きた不審死に似ていた。政治的陰謀を疑い、捜査をはじめたマクニールは自問をする。自分を駆り立てているのは、正義か、復讐か
【目次】
内容説明
ニューヨーク市警の刑事マクニールの妻キャロラインが遺体で発見された。死因は自殺とされたが、妻はホワイトハウス担当の記者で仕事に打ち込んでおり自殺をするとは思えなかった。マクニールは独自に調査を開始するが、ホワイトハウスやFBIに妨害され、窮地に追い詰められていく。やがて、妻の死と数年前に自殺したセレブ女性との関連に気づく。当時、真相が何者かにもみ消されたことを知ったマクニールは、刑事として法に従うか、自ら復讐を果たすか、葛藤するが…。ベストセラー作家による警察小説の傑作登場。
著者等紹介
ターナー,J.B.[ターナー,J.B.] [Turner,J.B.]
作家。特殊工作員を主人公とする〈ジョン・レズニック〉シリーズや、元CIA職員の暗殺者を描く〈アメリカン・ゴースト〉シリーズ、真実を追究する新人記者を描いた〈デボラ・ジョーンズ〉シリーズも手掛ける。元ジャーナリストで、地政学、音楽、映画に強い関心を持つ。妻と2人の子供と共にスコットランド在住
山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
83
ニューヨーク市警の刑事マクニールは息子を目の前で殺された事が原因で妻と別居中。その妻キャロラインが水死体で発見される。ジャーナリストの妻は社交界セレブの死を追っていた。警察一家のマクニールには味方になる父と息子がいる、自殺に疑問を抱く3人。と同時に刑事である事に忠実でありたいマクニールは正攻法で事件を妻の死を解明しようとする。炙り出した敵の最後がなんとも陳腐であっけない、弱すぎ。真相までは良かったんだけど…。でも魅力的な主人公は良かった。生死不明の人物については次作に繰り越しかな。2025/08/10
キムチ
61
久しぶり手に取ったハヤカワ…いやぁ税抜2800円とは!借りるしか無い。人氣の作家らしいが初読み。訳のせいではなく白黒対比で進むペースが単純な為か 読み易い。父弟も警官の堅物刑事 マクニール。最愛の息子を亡くした事で妻は去り、独り身。警察内に蔓延る腐った体質に精神も病み…そこにもたらされた 元妻自死の知らせ。NO WAY BACK…妻の死の背後を探る道のりは私鬭。警察内で動いてきた彼を突き上げたのは「命を顧みない」欲求。もはや終わりの始まり。とは言え、そこに至る情景は些か気抜けした感が〜弟との会話が何か…2025/09/19
しゃお
25
シリーズ1作目とは知ってはいたものの「つづく」って感じで終わるとは思っていなかったです(汗)。主人公のマクニールは法を逸脱してはならないと考える厳粛なNY市警内務捜査局の刑事。息子を失い別居中の妻が死体で発見され自殺として処理。不審に思い調査を始めるも、といったストーリー。ぐいぐい読ませるのは読ませるけど、いちいち引っかかる部分があるんですよねぇ。息子を失って以来、自身の心のバランスも失っているのは分かるんだけど、弟のピーターとのやり取りもブレブレな気がします。とりま続きは気になるので翻訳されますように。2025/08/12
オオイ
5
NY市警で勤務する男の妻でワシントンのジャーナリストが自殺、不審に思い弟と調べ始める 中途半端な終わり方だが次作が有るのか ?2025/08/18
jolly
3
わかりやすくさくさく展開してくれるコスパのいいやつ。ぐいぐい進んで最後にえっ。続くんですか。2025/09/09