Hayakawa pocket mystery books
難破船

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  • サイズ B40判/ページ数 391p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017712
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

イギリスの軍艦が、南洋ミッドウェイ沖で座礁したフライング・スカッド号の生存者たちを救助して、サンフランシスコに入港した。パリで知り合った芸術家肌のラウドン・ドッドと実業家ジム・ピンカートンは、財宝を積んでいると噂されるこの難破船の権利を、競売で競り合ったすえ高値で落札する。だが、困難な航海の果てにドッドたちが手に入れたものは、わずかなアヘンと謎の数々だった…。船は海賊によって掠奪されたのだろうか?次々に湧き起こる謎と座礁の意外な真実―文豪スティーヴンスンの今なお色褪せない“幻”の海洋冒険小説。

著者等紹介

スティーヴンスン,ロバート・ルイス[スティーヴンスン,ロバートルイス][Stevenson,Robert Louis]
1850年エディンバラ生まれ。世界各地を転々とし、晩年はサモアに定住。『宝島』『ジキル博士とハイド氏』などを発表。1894年没

駒月雅子[コマツキマサコ]
1962年生。慶応義塾大学文学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

14
スティーヴンスンとオズボーンの合作2作目が、この作品である。俺は2006年に一度買って読んだことがある。今回が2回目だが、どうやら今回は途中からもうダメ、ということになってしまったようだ。非常に難しかったようにも覚える。それが二人のせいか、俺のせいなのかも、わからないけれどねー。まあいいや、うん。また10年以内にもう一度読んで借る。2019/07/11

kasim

3
大好きなスティーヴンソンで、悪くはないけどちょっと冗漫…と思いつつ読んでたら、最後のクライマックスは面白かった!芸術家志望のパリでの青春もの、難破船の謎に振り回されるミステリー、その謎解きの海の冒険、と3本の別の小説があまり溶け合わずにつながっている感じ。ビジネス命の主人公の親友、口は悪いが誠意ある船長など、やっぱり人物描写にほれぼれ。実際の市場と連動する仮想市場で株取引をするのが最大の売りの「現代的」寄宿学校など、小技も面白い。2016/04/09

まふゆ

0
南海で座礁したという船と積荷がアメリカの都会で競売にかけられる。全財産で競り落として、回収のために船を仕立てて地球を半周…もうちょっとましな稼業もあるだろうに…くどくど紆余曲折するストーリーがそれなりに楽しい。

Cresson

0
文体も読みやすく面白かったのだけれど、なぜこういう行動をするのか理解できない部分が要所要所にあって、話の進み方に納得できない。当時の文化的背景を理解していないから? いずれ、破産はやだなあ...。2012/10/12

yooou

0
☆★★★★2006/07/22

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