Hayakawa pocket mystery books
最後の一壜

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  • サイズ 新書判/ページ数 363p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017651
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

そのワインは、1929年にサントアンの葡萄園でわずか40ダースだけが醸造されたという。今日ではそのすべてが失われ、多くの専門家が史上最高の名品であろうとしながら、誰ひとりとして現物を味わったこともなければ、ボトルを見たことすらなかった。その伝説のワイン、ニュイ・サントアンが、たった一本残っていた!この世の最後の一壜をめぐる、皮肉で残酷きわまりない復讐劇とは…表題作をはじめ、人間性の根源に潜む悪意を非情に描き出す、傑作の数々を収録。年に一作のペースでじっくりと熟成された、香り高き名品を堪能してください。

著者等紹介

エリン,スタンリイ[エリン,スタンリイ][Ellin,Stanley]
1916年ニューヨーク生まれ。1948年に「特別料理」で作家デビュー。短篇の名手として知られるが、1958年の『第八の地獄』ではMWA賞最優秀長篇賞を、1981年には巨匠賞も受賞した。1986年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

34
「最後の一壜」それはニュイ・サントアン1929ちゅうワイン。しかも10万フランの値!!ワインに全く縁のない暮らしをしているモンにとっては、べらぼ~な話しか分からないのだが、それをスタンリイ・エリンは、読ませてくれる。「12番目の彫像」は、あまりミステリーを読まない私にも、死体の在り処が予想できるようではエリンもたいしたことないのう・・・と読み進めたら、やっぱりね、私の予想は、引っ掛けだった・・・(涙)「世代の断絶」のビッチーの意味は、「性悪女」「尻軽女」とかだったはず・・・ちゅうタイトル通りの展開だった。2019/01/22

藤月はな(灯れ松明の火)

22
米澤穂信氏の「儚き羊たちの祝宴」の元ネタの「特別料理」の作者のブラック・ユーモア短編集。最初の2編はミステリー色が強いのに残りはブラック・ユーモアたっぷり。特に「古風な女の死」、「画商の女」は同性としてはニヤリ。「世代の断絶」は「これがジェネレーション・ギャップっ・・・!」と思ったり(笑)「拳銃よりも強い武器」は汀こるものさんの作品、「127番地の雪どけ」は今邑彩さんの作品、「12番目の彫像」は江戸川乱歩作品を連想させます。ブラック・ユーモアは日本でも通用するのだ!2013/03/17

三平

13
スタンリイ・エリンの第3短編集。正直、前の2作に比べると作者特有のブラックユーモアが効いた絶妙の仕掛けが不足な作品が多く、質が落ちる。ただ、表題作は凶器、後日談がうならされる秀作となっていてさすが。他には些細な幸せを求めるアパートの住民たちによる大家への復讐劇『127番地の雪どけ』、痛快な逆転劇『画商の女』、狂気でゾクゾクさせる『壁のむこう側』が良かった。よくある愛憎劇を他の作家の何倍も面白くする超絶技巧はやはり凄い。2015/10/04

Iwata Kentaro

11
読破するのに異様に時間がかかった一冊。非常に質の高い短編集で、それゆえ理解するのがとても大変な一冊。傑作。2021/01/24

夜梨@灯れ松明の火

7
図書館。返却日が迫っていたので、慌てて読みました。スタンリイエリン3作目の短編集。3作、間を開けずに読みましたが、飽きることなくどんどん読めました。更に、どの短編が一番かと問われると返答に困るほどの秀作ばかり。ブラックユーモアですが、暗いわけではないので、とても読みやすいです。強いて挙げれば…「壁のむこう側」2013/04/06

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