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内容説明
山中の古城を改装した精神病院に、女性医師コンスタンスが赴任してくる。院長のエドワーズ博士は長期休暇のため不在で、若いマーチスン医師が人里離れたこの病院を管理していた。マーチスン自身もイギリスから赴任してきたばかりだったが、病院到着直前に、移送してきた患者に襲われ、取り押えたものの同行してきた介護師が殺されるという事件に見舞われていた。コンスタンスはそんな彼に好意を抱く。やがて、病院周辺の山林で小動物が殺されるなどの怪事が頻発し始め…アルフレッド・ヒッチコック監督が1945年に映画化したサスペンスの名作。
著者等紹介
山本俊子[ヤマモトトシコ]
東京都立第十高等女子学校卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
68
ヒッチコック監督、イングリット・バーグマン主演の映画原作。映画は未見。『詩人と狂人』同様、狂気と正気の境界性とは何なんだろうなと考えてしまう作品。だってある意味、合理的で環境に適応する患者達よりも事あるごとに「これだから女は・・」とヒステリッチックになり、機械的な秩序を好むディーリングの方が狂人にみえるもの。そんな彼が「わらの男」=役立たずと評されているのが笑えました。いるよね~、こういう男。それに対してジョーンズ看護士が個人的に魅力的でした。2017/01/30
shiaruvy
4
【2004.02.15 初版】 御存じバーグマン+ペック+ヒッチコックの映画のやつ。2017/08/29
s_n
2
原作と映画はだいぶ違うかな。自分は、『魔の山』とか武田泰淳『富士』とか、こういうサナトリウム的なもの好きだ。2017/04/14
fumi
2
なりすましの恐怖、というか、先入観の転換の難しさというか。2013/07/08
HANAYAMA07
0
ヒッチコックの「白い恐怖」の原作。(主演はイングリッド・バーグマンとグレゴリー・ペック)思ったより純文学してます。2025/03/05
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