Hayakawa pocket mystery books
黒猫は殺人を見ていた

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  • サイズ B40判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017316
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

好奇心旺盛な老婦人レイチェル・マードックは、何故か怯えきった姪リリーの頼みで、彼女が住む海辺のリゾート地へと向かった。姉ジェニファーの反対を押し切り、莫大な遺産を相続している愛猫サマンサを連れて、レイチェルが赴いたサーフハウスは粗末な下宿屋で、住人は無愛想な女主人を始め一癖ありそうな者ばかりだった。到着早々、不穏な事件が続発する。サマンサは毒入りの肉片を与えられ、昏倒したリリーが廊下で発見される。翌夜、猫の異常な鳴き声を聞きつけた住人がリリーの部屋を覗くと、一面の血の海のなかで老婦人と姪が倒れていた。レイチェルは毒を盛られて瀕死の状態で、リリーは無残にも撲殺されていた。九死に一生を得た老婦人が、駆けつけたメイヒュー警部補を助け、奇怪な事件の真相を暴く!ユーモアと謎に満ち溢れた幻の本格ミステリ。

著者等紹介

オルセン,D.B.[オルセン,D.B.][Olsen,D.B.]
1907年生まれ。本名ドロレス・ヒッチェンズ名義で発表した私立探偵ジム・セイダーものの『泣きねいり』が邦訳されているが、むしろ『おばあさん探偵レイチェル・シリーズ』全13作で人気を博した。73年没

澄木柚[スミキユズ]
藤女子短期大学英文科卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yu。

21
姪っ子からのSOSの知らせを聴き付け主人公が辿り着いた先は怪しい住人達が住む海辺のオンボロサーフハウス。金銭か、はたまた痴情の縺れか‥ 当の本人からは要領を得ない間にむざむざと殺されてしまう所から始まる本格推理劇。おもしろい!!そんな数少ない手掛りを頼りに事件を解明していくのはミス・マープルを超行動派にした叔母である素人おばあさん探偵ミス・レイチェル&硬派で心優しい33歳独身 地元警察の警部補メイヒューというにわかコンビがシリアスな物語にホッとさせるユーモアを与えてくれる。‥このシリーズ追っかけたい。2016/09/18

mm

20
おばあさんが探偵役という事で、マープルものが連想されるけど、レイチェルおばあさんは元気で屋根裏部屋から盗聴したりする。なんにせよおばあさんが好かれるためには、身だしなみをきちんとし、上品で優しそうな雰囲気を持ち、ボケていない事が必要なようで、これはなかなかにハードルが高い。女性作家の作品の中には、ダメダメな男に騙されてお金を巻き上げられる女がでて来る比率が、男性作家の作品よりも高い様な気がする。。そんな女は馬鹿と言えば馬鹿なんだけど、致し方ないという少し突き放された扱いを受けている様な気がする。。2022/09/10

ごへいもち

18
期待したほどではなく。2019/06/10

ほんだや

3
とてもとても面白くなかった訳ですが…翻訳のせいだと思いたい…2013/11/17

ゆみりん

1
70歳の未婚の老婦人が探偵役。…というと、あとがきにもあった通りミス・マープルが思い浮かぶが、彼女は活動的とは言えない。活動的と言うならばジェシカ・フレッチャーかな。ずっと若いかもだけど。2019/02/02

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