Hayakawa pocket mystery books
黄色の間

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  • サイズ 新書判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017170
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

メーン州の閑静な別荘地クレストヴュー。避暑のため別荘を訪れたキャロル・スペンサーは、身元不明の女性の焼死体を発見する。その女性は“黄色の間”と呼ばれる部屋で勝手に寝泊まりしていたらしい。彼女はいったい何者なのか?どうやって屋敷に侵入したのか?警察は第一発見者のキャロルに疑いの目を向けるが、その後も不審火や発砲事件など、彼女の身近では不可解な事件が相次ぐ。怪我の療養のため避暑地に滞在するデイン少佐とともに、キャロルは調査を開始するが…古典的名作『螺旋階段』の著者が贈るロマンティック・サスペンス。

著者等紹介

ラインハート,メアリ・ロバーツ[ラインハート,メアリロバーツ][Rinehart,Mary Roberts]
1876年ペンシルヴァニア州生まれ。女性の細やかな心理を描くロマンティック・サスペンスの嚆矢として知られ、代表作『螺旋階段』はベストセラーに。1953年MWA賞特別賞受賞。58年没

阿部里美[アベサトミ]
成蹊大学文学部英米文学科卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maja

15
第二次世界大戦中期、メーン州のベイサイドにある高級別荘地に閉じていた屋敷を開けるため向かったキャロル。彼女に起きるこまごまとした手違い、唐突に起きる事件、深まる謎を追って間合いを詰めてもするりと抜けてどこまでも広がっていく空気感がいい。戦時中の上流階級の暮らしぶりなど雰囲気も楽しめる大戦が終結した1945年に発表されたラインハートのサスペンス・ロマン。 2020/12/16

0
時代設定も題材も好みなのに。めまぐるしく切り替わる視点と、出てくる人が一様に、「実は...」と後出しで告白してくるスタイルになじめなかった。この手のものを読み慣れれば、また違う感想を持つのかもしれないけど。ヒロインのロマンスや結末のもの悲しさ含め、所々がとても好きなだけに、入り込めなかったという悔しさが残る一冊。その時代の空気を味わうという点では楽しみました。大戦中でも、アメリカにはやはり余裕があるなあという所で感心。2012/02/29

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