Hayakawa pocket mystery books<br> 黒い囚人馬車

Hayakawa pocket mystery books
黒い囚人馬車

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  • サイズ B40判/ページ数 395p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017088
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

1876年、建国百年記念万国博に沸き立つフィラデルフィア。だが会場の警備に就いている警官マクリアリーは失意に沈んでいた。事件解決の失敗で刑事の職を追われたのだ。おまけに今夜は金持ちたちを歓楽街へ案内しなければならない。渋々夜の街へ出るマクリアリーだが、退廃と虚飾に彩られたそのツアーの最後に、まさか少女の惨殺体を発見することになるとは…刑事魂がマクリアリーの胸に甦った。だが、上層部は彼を捜査から遠ざけようとする。事件の裏に何かが潜んでいるのか?力感溢れる筆致で描かれ、MWA賞に輝いた歴史ミステリの傑作。

著者等紹介

グレアム,マーク[グレアム,マーク][Graham,Mark]
実際に17世紀のフィラデルフィアの刑事だった曾祖父をモデルにしたシリーズで作家デビュー。『黒い囚人馬車』で、見事にMWA賞を受賞した。ペンシルヴェニア州リーハイ・バレー在住

山本俊子[ヤマモトトシコ]
東京都立第十高等女子学校卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maja

19
1876年のアメリカ建国百年記念万国博を舞台に警備にあたるマクアリー刑事。彼は南北戦争で苦渋をなめた過去と、戦後、刑事の地位に就くが数年前の誘拐事件を期に苦い思いが残る。上流階級相手に歓楽街ツアーも受け持つ彼は路地で惨殺された死体をみつける・・。ミステリとしてはくどいが、それよりも何よりも刑事と共にその時代を目にするのが楽しい。なんでも作家の曽祖父がその時代で刑事だったということで、こうであったと違いないと、この物語に曽祖父をあて資料のなかを巡らす作家の高揚する気分が伝わってきてそこが何とも楽しい。 2024/12/11

panam1927

12
★★☆☆☆2017/04/27

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