Hayakawa pocket mystery books<br> グラブ街の殺人

Hayakawa pocket mystery books
グラブ街の殺人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 363p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150016807
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

印刷屋や書籍販売店が立ち並ぶグラブ街で、出版業者のクラブとその家族らが惨殺されるという事件が起きた。クラブ家の屋根裏部屋から、斧を手にした錯乱状態の男が発見された。その男はクレイトンという詩人でクラブの店から作品集を出版したが、印刷職人によれば二人の間で支払いを巡る争いがあったという。クレイトンは治安判事サー・ジョン・フィールディングの元に引きだされるが、男は殺人が起きた時は別の人格が出現していたと主張し…十八世紀のロンドンを舞台に、盲目の名判事と助手の少年が冷酷きわまりない殺人事件の真相に挑む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maja

20
前作の事件が冷めやらぬ数か月後、グラブ街で、ジェレミーが徒弟奉公に入る業者店舗住宅の全員が惨殺されるという事件がおきた。おりしも街ではカルト集団の動きが目につくようになっていて・・。実在した人物たちをこうであったに違いないと膨らませた、18世紀末のロンドン。ボウの捕り手、すりの少年、掃除屋、ユダヤ教のラビ、もと海賊の経営者などなど、人々が生き生きと動き出してくる治安判事ジョン・フィールディングシリーズ2作目。翻訳が止まっているのはとても残念。再読。2023/06/07

timeturner

1
これもまた面白かった。多重人格にカルト教団、ベドラム精神病院などテーマも盛りだくさんで、実際ちょっと盛りだくさんすぎて散漫になるところもあったが、最終的にはうまくまとめてあった。2007/08/29

m_akagenoanne

1
「グッドホープ邸の殺人」が面白かったので2作目を読む。前回の主要人物は深みを増し少年は自主性と叡智を身につけながら成長していく。前半少しだれ気味だったが後半躍動感が出て全てがつながって終結へと向かう。2012/06/01

桜子

1
盲目の判事サー・ジョン・フィールディング、シリーズ2作目。多重人格の容疑者とユダヤ教徒に改宗を迫る謎のカルト教団が絡む。巻き込まれ体質のプロクター少年は、就職先を失ったり、アパートの倒壊に巻き込まれたりと、のっけから災難つづき。ある日、ジミー・バンキンズというスリの少年と出会ったことから、2つの事件の解決の糸口をつかむ。人物描写により厚みが増してきて、ますます面白くなってきた。ここで翻訳停止とは何たる仕打ち。乞う続編!2011/07/25

ゆりっぺ

0
1999年11月18日

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/403257
  • ご注意事項

最近チェックした商品