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内容説明
『マクベス』の上演には必ず災厄がふりかかる―パリスもその言い伝えは知っていた。しかし彼自身が死体の発見者となり、殺人の容疑をかけられることになろうとは…売れない俳優パリスにひさびさに舞い込んだ仕事は、地方劇場で上演される『マクベス』の端役だった。共演者は皆、一癖ある俳優ばかり―思わぬ殺人事件に巻き込まれたパリスの悲喜劇を、才人ブレットが達者な語り口で描いた人気シリーズ最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
8
売れない中年俳優を主人公としたチャールズパリスシリーズ12作目、このシリーズもユーモアあるミステリでしたね。嫌われ者の老俳優の不審死の捜査と舞台リハーサルが並行して描かれますが舞台のストーリーも中々楽しめました。捜査の過程で犯行可能な人物がかなり絞り込まれ犯人の意外性はさほどありませんが動機のミスディレクションは上手いと思います。サイモンブレットの作品はどれもページ数が少なくていいですね(笑)2022/07/18
八百蔵
3
冴えない俳優を探偵役にしたシリーズものらしい。マクベスの公演リハーサル中に起きた殺人事件。話のスジよりも、何役もの端役を、追加で割り振られる主人公のドタバタぶりや、上演のアレコレが面白いコメディ寄りのミステリー。マクベスに親しんでいたら、もっと面白いんだろう。そこは残念。2024/06/26
kanamori
0
☆☆☆2013/03/18