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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
31
単なるお付きではなく探偵をカモフラージュとして雇った夫が感じていた不安が現実なものに。癖のあるクラリッサに何とか堪えていたコーデリアが、彼女の死体を目にして思わず「申し訳ありません!」と謝ってしまうのが、まだ“すれてない印象”を与えて痛々しい。犯人にとっては彼女なんて脇役に過ぎないのに。グローガン主任警部は事件に感情移入しやすい、ということだ。コーデリアと馬が合いそうだが、当の彼女は『女には向かない職業』で出会ったダルグリッシュ主任警視に心を残している。恋心にも悩みながら捜査に臨むコーデリア・グレイ。2021/12/01
じじちょん
5
前作「女には向かない職業」に続いて、新たなスタッフと共に探偵業を営むコーデリアの活躍が読める。 今回は脅迫状に悩んでいる女優のお伴に離島に赴く。事件が起こるまでが長いが、人間関係や伏線となる出来事の描写が細かい。悪事を暴いて明るみに出す、というラストの作品が多いが、この時代でこの決着のつけ方は珍しいなと思った。2020/09/26
misui
2
終盤の処理とそれに見合った主人公の葛藤には感服した。ただ、いささか長い。2011/02/14
佐藤リア
0
References2011/01/30