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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コカブ
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警察医ビョルン・ニレルドは、6月に早めの休暇を取って海岸沿いのロンマに来て、ブランドス夫人の経営するペンションに滞在した。嵐の日に大富豪で宿泊客のマリヤ・ヤンソン夫人が自室で殺害された。やがて、被害者の腕にアウシュヴィツ収容所で刻まれた数字の入墨があることが明らかになる…。ポーランド人が書いたのになぜスウェーデンが舞台なのかと思ったが、アウシュヴィツが出てきて納得した。ナチスを扱うには外国の方が都合良いのかもしれない。ただ、やや怪しい人がいたりして、ナチスをからめたせいでミステリーとしては弱くなった。 2012/06/08