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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
13
ボアローとナルスジャックの73年共作。気に入った作品が多いが、彼らの作品の翻訳は少ない。73年以降Aルパン名義の作品を量産するが、本作にもその雰囲気が出ているのかも知れない。過激派のテロ事件が頻発の時代で、本作では保守強硬派の雑誌主筆が別荘を爆破される処から始まる。彼は爆破の被害よりも美人の妻が昔の男友達の許に逃げ出した事が気になり、逃亡先として掴んだニースに単独で向かう。他方爆破事件で捕まった仲間を奪還せんと企む過激派も彼を追う。喜劇的展開の追跡劇は同情心の起きぬ登場人物と相まって気楽に筋を追える快作。2024/02/06
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