Hayakawa pocket mystery books<br> ナイチンゲールの屍衣

Hayakawa pocket mystery books
ナイチンゲールの屍衣

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  • サイズ 新書判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150012465
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

13
著者初期作品の傑作。ロンドン近郊曰くのある建物を看護婦養成所として併設した病院。この養成所の実習の際に患者役となった看護学生が胃への経管薬物注入の際に死ぬ。次いで同じくこの養成所に暮らす看護学校生も毒物死を遂げ、ロンドン警視庁からダルグリッシュ主任警視が乗り込んでくる。主任警視は刑事であると同時に詩人であるという設定。容疑者たりうる関係者は少ないがいずれも特異な性格を持つ。物証に乏しく物語は過半を登場人物の性格や行動の描写が続く。芝居の台詞のような捏ね上げた表現が気になるがじっくりと読む事ができる佳作。2022/11/02

SHEEP

2
情景描写は建築の外観に始まり内装や調度まで、それが終われば人物の容姿から心情へと、微に入り細を穿ったもので重くて読むのにめちゃくちゃ時間が掛かった。がしかしつまらないだとか冗長だとかはまったく思わなかったのでわりと文章が自分の好みに合ってたのかな。後味はやるせなく苦い。2022/11/15

Jimmy

2
人が不審死したけどそれが殺人か、それならばその動機は、という割とありがちな設定ですが舞台がちょっとひねっている。動機はその手で来られるとちょっとアンフェアでと思いますし、そのタイミングでとなるのもP・D・ジェイムズではありがちか。なので本格とは言い難い面もありますが、小説自体としては読めちゃうんですね、今作も。2021/03/28

ぽこぺん

0
たくさんの容疑者それぞれに過去があり、望みがあった。犯人が分かってからの驚きときたら。2013/10/03

Kitinotomodati

0
クリスティから、本格的に海外ミステリを読むようになったので、やはりホームの安心感があった。ゆっくり時間をかけて読みたいシリーズ。2019/07/15

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