Hayakawa pocket mystery books<br> 刑事くずれ

Hayakawa pocket mystery books
刑事くずれ

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150011819
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

57
タッカー・コウ名義のミッチーシリーズの1。まだミッチーは警察辞めさせられて半年なので そんなに うらぶれてはいない。そして ハードボイルドというイメージより サスペンス調の方が強い。ある組織のトップの男の愛人が盗んだ金と共に消え そして殺される。ミッチーの家族に対する配慮等も書かれていて シリーズの静かな始まりといった感じ。2作目はどうなっていくのだろう、、、2018/05/06

bapaksejahtera

10
ウェストレイクが別名で書いたシリーズ第一作。最終作である「最後の依頼人」は既に読んだ。本シリーズに先行して悪党パーカーがあり、ドートマンダーは本シリーズの後。悪党パーカーとは異なったシリアスなミステリーを企図しての事と解説にある。本作では警官倫理に反して容疑者の妻と不倫関係に入り、その中で相棒を死に追いやったことで解職された主人公の紹介と共に、暗黒街のボスから愛人の死の真相解明を依頼される発端からスタート。意外だが尤もな犯行が順々に描かれる。組織から派遣されたお目付け役との絡みが面白い。好調なスタートだ。2022/03/26

たち

7
このシリーズは絶版になっていて三冊を先日、神田の古本屋さんで見つけました。台詞や表現が時代を感じさせますが大変、私の好みです。ミッチ・トビンは男臭くてなかなかかっこいいのですが、奥さんのケイトも寡黙で強くてミッチのことをとてもよく理解していて本当に素敵です。2015/12/17

abk1

4
D・E・ウエストレイクの別名義。“くずれ”ってわりにはちゃんと正統派の捜査をしてる。なかなかよいシリーズかも。2012/05/15

ニミッツクラス

4
コウ名義(=ウエストレイク=スターク)のミッチ・トビンの一作目で、72年の初版を読んだ。地味な内容だが絶妙なテンションの持続は、まるでパーカーのスピンオフの様でもあり、街の詳しい描写は後のドートマンダーに引き継がれたとも言える。主人公が警察をリタイヤ(オミット)した経緯が裏表紙の概要に詳しく書かれているので、それを先に読んでおけば本文は調子良く進める。組織の支部長アーニーの情婦を殺したのは誰か。成り行きで一度だけミッチの拳銃が吠える。フーとホワイの境界線上にある原題の意味深さが心に残る。★★★★☆☆2012/11/08

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