Ｈａｙａｋａｗａ ｐｏｃｋｅｔ ｍｙｓｔｅｒｙ ｂｏｏｋｓ クイーン・メリー号襲撃

ジャック・フィニイ/伊藤哲（１９２５－）

早川書房（1980/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 278p／高さ 19cm
• 商品コード 9784150010096
• NDC分類 933
• Cコード C0297

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[aki]

腹が決まっていない男を仲間にしちゃいかんな、という結論かね。というか、こいつ（主人公だが）が腹を決めるなんてあるのかね。何をやっても中途半端。集中してコトにあたらなきゃいけないときに女の尻を追いかけたり、犯罪をしようとしているのにロクでもない正義感を振り回したり、団結が必要なときにチームワークを壊したり。途中で、ぶちのめしたくなりました。そういう男を主人公にしたことにフィニイの皮肉な性格が伺えますな。オレだったら、最後、クイーン・メリー号をねらったな。幸運は期待しない。阿鼻叫喚のどさくさに逃げるね。

2022/12/05

[西村章]

『五人対賭博場』に惚れこんでから三十年、ようやく『クイーン・メリー号襲撃』を読むことができた。ジャック・フィニイは、やっぱりいいなあ。ラストシーンがとにかく鮮やかで、際立っている。

2014/04/17

[canabi]

６２−２０１１

2011/06/01

[kanamori]

☆☆★

2013/09/30

[Artyom2033]

潜水艦を使い豪華客船を脅迫して金銭を奪い取るという本筋自体が、あまり面白くないというか。それよりも主人公？手を出しておきながら偽善というか決断力がないというか。強奪計画にしてもローザに対しても。何だったんだ？フィニイは優しすぎるのかな。★☆☆☆☆