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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
10
「この世の中では、金持の子どもに生まれなけりゃ、ひとつもいいことはできんですよ」。何とも悲しくてやりきれない、この世の中の真の姿を見事に描き出した傑作。書かれた時代は少々古いが、そのころの真っ当だった警察の捜査を追う面白さも他の作家とは一線を画する。今こそ読まれるべき作品ではないか。2009/04/03
Ayah Book
6
13歳の美少女の失踪事件を捜査する警察小説。犯人のあまりに身勝手な言い分に唖然とした。60年代という時代を考慮すると、ありうることだったのだろうか。酷い話だ。主人公の警察署長がデスクにヌード写真を貼っているのにも驚いた。時代。。。2018/02/13
きりぱい
5
13歳の少女が失踪。もうオンナとも言えるような綺麗な子なものだから、あれこれ想像も巡らすのだけれど、どれも決定的なものに欠けるというか、まさかこういうオチでくるとは。なんともじわじわと痛ましい。何でもっと初めにそこに疑いを向けなかったのか甘い気もするけれど、とにかく地味な捜査の流れが面白い。ドライなようでドライでない署長。ドライな感じ(どっちなんだ)が余計哀れさを誘う。2014/09/19
goldius
4
本格推理としても警察小説としても普通の文学としても五つ星。美少女殺人ものの完璧な決定的作品2008/11/18
一柳すず子
2
家庭や社会が寄ってたかって非力な女の子に何をしてきたか、という話。偽の手掛かりが雑なのと、署長とウィルクスこんなに親しげだったっけ?といのが創元推理の他の作品と比べての印象。2015/04/27
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