Ｈａｙａｋａｗａ ｐｏｃｋｅｔ ｍｙｓｔｅｒｙ ｂｏｏｋｓ 恐怖は同じ

カーター・ディクソン/村崎敏郎

早川書房（1998/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 315p／高さ 19cm
• 商品コード 9784150006266
• NDC分類 933
• Cコード C0297

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のざきち]

ポケミス発刊45周年記念復刊フェア時に購入したまま積読本に。C・ディクスン名義のタイムスリップ物は本書のみらしく、当時から入手が難しい作品だったんでしょうね。現代で発生した事件から逃れようとしたフィリップとジェニー。突然150年前にタイムスリップし、そこでも同様の事件に巻き込まれて結局お尋ね者になる羽目に...不可能犯罪はありませんが、得意のロマンス描写は健在且つ終盤のボクシングシーンは圧巻。密室が無くても読み手を惹きつけることのできるカーの筆力はやはり一級品です。

2020/07/11

[＊＊くま＊＊]

カーの歴史ミステリ。設定がいつもと同じでマンネリ。カーの歴史ミステリ結構読んでるので、「またこれかぁ」と思ってしまった。書いてて飽きないのだろうか。強くてモテる男と恋人の美女が１５０年前にタイムスリップ。巻き込まれた殺人事件を見事解決！　主人公の妻（２５歳のセクシー系美女）と主人公、ヒロインの三角関係。お約束の決闘シーン（今回はボクシング）。・・・っていつもとまったく一緒！　うわ、うんざりだ～と思ったけど、カーの語りが上手くて意外と最後までスイスイ読めた。フーダニットのミステリとしてもそれなりに良かった。

2014/05/26

[ホームズ]

カーター・ディクスン名義唯一の時代もの(笑)時代物、ＳＦ、ミステリ、恋愛活劇と色んな要素が楽しめます(笑)ちゃんとした本格ミステリなんですが、決闘などの活劇部分が面白くてミステリの部分が隠れてしまう感じはありましたね。カーター・ディクスンな中でも異色な感じで楽しめました(笑)

2009/03/01

[cinos]

ノリノリの決闘シーンが楽しめました。タイムスリップしますが、ちゃんとしたミステリです。

2010/08/18

[kanamori]

☆☆★

2013/09/18