Hayakawa pocket mystery books<br> 毒のたわむれ

Hayakawa pocket mystery books
毒のたわむれ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 264p
  • 商品コード 9784150003579
  • Cコード C0297

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

53
その冬、クエイル判事の家では毒殺魔が嘲弄し、家人が次々と毒に倒れていく。何故か事件には様々な毒が使われており・・・。バンコランはいないがジェフ・マールはいます(度々彼の助け希望してるけど)。怪奇、苦悩、毒殺、パニック、一族の館で起きるせいか、何処か暗くおどろおどろしい雰囲気が十分過ぎる(最初の被害者のパジャマ、何処かユーモラス)。むしろこの雰囲気と翻弄される一族のムードだけでも推せるのに、なかなかの謎解きとミスリード、動機も十分意外性ありで楽しめる1冊。2024/09/27

ホームズ

9
アメリカが舞台だからバンコランが登場しなかったのかな?ちょっと物足りないというか全体的にゴチャゴチャしてしまった感じがしますね。パット・ロシターのキャラクターもイマイチであまり物語に入り込めなかった感じです。2012/03/18

UPMR

5
バンコランとフェル博士との中間に位置する作品。語り手はバンコランものでお馴染みのジェフだが、探偵役はこの一冊のみのロシター青年。とぼけた感じで金田一耕助に似てる気がする。探偵の気質自体はユーモラスなはずだが、そのわりに事件のほうは暗くじめっとしていて、あくまでもクローズドな家庭内の人間関係に収まっているからだろう。身内に殺人犯が潜むことへの登場人物らの苦悩はよく伝わってくるのだが、如何せんすぐヒス気味になるから展開がもたつく。犯人の意外性の作り方はやはり上手く、派手さはないが読み落とすには惜しい秀作。2021/08/14

**くま**

4
マイナー作品ですが、私はなかなか好きですよ! 伏線やトリックにカーらしい派手さがないですが、雰囲気や物語が良くて、フーダニットとしてミステリ的にも満足できました。いつもよりクリスティ系かな? 私は犯人当たらなかった(笑)。かなり陰惨な話ですが、探偵が明るいキャラなのが救い。フェル博士でもH・Mでもなく、記録者はバンコラン物に登場するジェフ・マールなのにバンコランも出てこない。ちなみに私はいつバンコランが登場するのかとずっと待っていました。フェル博士やH・Mに似たキャラの若い探偵。カーファンとして興味深い。2014/05/19

ホームズ

3
2つの毒殺未遂から医師の毒殺事件。そして撲殺事件。ジェフ・マールが語りをやってるのにバンコランが登場しない(--;)バンコランに来て欲しがってるのに(--;)アメリカだから?探偵役のパット・ロシターはかなり変人(--;)登場から少しおかしすぎて(--;)素直にバンコラン・シリーズでやってほしかったな。2008/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12677
  • ご注意事項

最近チェックした商品