Hayakawa pocket mystery books<br> 私が見たと蝿は言う

Hayakawa pocket mystery books
私が見たと蝿は言う

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150002176
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

13
英国の女流本格ミステリ作家のひとりである、エリザベス・フェラーズの長編のひとつである。ロンドンはリツル・カーベリイ街の下宿屋「十号館」から、フランスへ行くと言って去っていった作家志望の少女ナオミ・スミスが、郊外のハンプステッド・ヒースで、見るも無残な他殺死体となって発見された……という話から始まるのだが……うーん、ちょっと俺的には途中でやめにてしまった。またいつか2回目に挑戦かな、トホホ……。2024/11/05

セロハン

1
演劇を見ている様な、決まった舞台・人数でしっかりドラマを見せてくれました。 現代ミステリでも多く使われる「ある手法」 の原案みたいな見た感動と、 物語が動くある証言で、いやーな違和感が読み手に生まれる所が面白かったです。2024/09/22

madhatter

1
再読。意外な犯人やトリックではなく、人物造形と人間関係で読ませる作品。特に、女性キャラクターが、物語が進むにつれて血肉の通ったものになっていく描写の巧みさには脱帽する。また、普通の童謡殺人とは異なる童謡の使い方が秀逸。実際の殺人事件では何が大事なのかという現実的な疑問に、空想的な童謡を使って答えたのは非常に効果的だ。だが、この要素については、もう少し伏線があっても良かったかもしれない。特に「蠅」の特殊な正体について考えると、その重要性を作中でもっとアピールしつつ、ヒントを与えるべきだったのではないか。2011/02/15

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