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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
50
『時の娘』で有名なジョセフィン・ティの作品。『時の娘』は、私には少しイレギュラーな感じだったし、『魔性の馬』もそれほどでもなかったし、個人的には、この作品が一番好きだ。訳が古いのがなんとも残念。新訳がでたらもっと面白さがますのでは、と思う。2022/11/27
ぐるぐる244
7
「ロウソクのために1シリングを」の解説で宮部みゆきが推していた、「時の娘」で有名なテイの作品。宮部みゆきはどこが面白いと思ったんだろう?と思いながら読むが、私には全体に平板でいまひとつ。ただ、フェイクニュースに皆が煽られて暴走するところはとても今日的に思う。2019/09/06
Chihoish
2
「時の娘」が素晴らしかったので「魔性の馬」に引き続きこちらも読む。読了2作に比べたら面白さはやや劣るが物語として面白かった。解説が江戸川乱歩で貴重。2019/05/24
法水
2
テイ作品だと『時の娘』以外ではこれを挙げる人が多いので結構期待していたのですが…スレたミステリ読みには素直すぎて拍子抜けしてしまった感じ。物語としてはラストシーンがとても素敵で好感が持てるのですが。ただあまりにも誤字脱字が多すぎて、読むのにとても苦労しました。復刊新訳望む!2017/06/11
madhatter
2
再読。グラントも登場するが、あまり生彩がない。さて私は、名作と言われる『時の娘』が実はあまり好きではないのだが、本作は非常に好き。挑戦状が挿入されるタイプではなく、「足で稼ぐ」タイプの推理小説で、むしろ「ベティは有罪が否か」というサスペンス性で物語を牽引して行くのだが、これが堪らなく面白い。欲を言えば、マリオンが無罪である根拠をロバートの印象だけに限定せず、読み手にも納得しうる客観性のあるものにしてあれば、なお良かったと思う。2011/10/14