出版社内容情報
移り変わる世界の覇権。歴史のターニングポイントを刮目せよ!
『3か月でマスターする世界史』も6月号で完結。最後のテーマは「アジアと欧米との対峙」。
モンゴル帝国の崩壊と、明の時代の中華思想、大航海時代とヨーロッパ列強によるアジアの植民地支配、2度の世界大戦を経ての米ソの台頭による国際秩序の再編から、現代に続く道のりを紹介する。
古代から続く壮大な歴史のうねりとドラマが、現代の世界情勢につながっている。
世界史に触れれば、現代のニュースの深層がわかる。
過去、世界史に挫折した人でも、あこがれの知識や教養が自分のものに!
第9回 ”中華”の確立と大航海時代
第10回 グローバル化とヨーロッパの覇権
第11回 近代化する日本と世界大戦
第12回 21世紀 台頭するアジア
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
22
最後は長い16世紀を経た近代の様相です。今の国民国家の枠組みが恒久的なものか、更なる展開があるのか。かつてのオスマン帝国や清王朝の持っていた包含的な体制の延長線上に答えのひとつがあるようにも感じます。2024/09/01
Ise Tsuyoshi
8
「アジアとヨーロッパの地位が逆転したことは、『ヨーロッパという優れた文明が、劣った文明であるアジアを追い抜いた』というよりは、アジアが世界の経済システムのなかで後退したタイミングで、相対的にヨーロッパが優位に立ち、世界の『覇権』を己のものとするようなルールをつくり上げてしまったと考えるべきでしょう」p.512024/06/30
せんべい
8
NHKの番組を見て教則本として購入。長らく栄えたシルクロード沿線国家から、大航海時代に入り次第に欧州国家が栄えてくる過程が、わかりやすくまとめられている。世界全体から眺める世界史。2024/06/04
YT
7
ユーラシアの歴史の軸がアジアからヨーロッパへ... 大航海時代が始まり、シルクロードが廃れて行く。そしてヨーロッパが植民地から銀を手に入れることでアジアと対等に交易できるようになる。ヨーロッパの帝国主義は、資本主義・植民地主義へとシフトしていき次々近代化をはたす。満を持して日本も登場し、そして世界を破局に導く2度の大戦へ... 歴史は幾層にも重なった地層のように現在を作っているのであり、今を理解し、見つめ直すために歴史を捉え直し続ける試みが大事だと、この講座は幕を下ろす。3ヶ月楽しかった!2024/07/11
youmaysay
7
シリーズ最終巻は、満を持してのヨーロッパ文明の台頭から世界大戦、そして戦後世界まで怒涛の勢いで進んでいく。これは面白い。2024/07/09