NHKシリーズ NHKテキスト こころをよむ
時代をまとうファッション

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784149110271
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C9439

出版社内容情報

いま着ている服も、なにかメッセージを発している

毎日、着ては脱ぐを繰り返す衣服。身体を保護するだけでなく、実に多くの情報を発信している。時に思想を反映し、時に権力の象徴ともなる装い。民族を表す記号としての役割を果たし、帰属集団のアイデンティティーを確認する道具としても利用されてきた。
ファッションの歴史を振り返ると、それぞれの時代に生きる人々の価値観、社会を取り巻く環境や経済の状況が見えてくる。27年にわたり原宿・渋谷・銀座で定点観測調査を続けてきた被服学の専門家が、ファッションの持つ意味と、歴史的変遷から時代の精神を探る。 

目次                                                第一回 ファッションとは何か
第二回 コロナ禍とファッション
第三回 ファッションと時代(一) 一九二〇年代~一九四〇年代
第四回 ファッションと時代(二) 一九五〇年代~一九八〇年代
第五回 ファッションと時代(三) 一九九〇年代~二〇二〇年
第六回 ファッションのリバイバル
第七回 街が育むファッション
第八回 カジュアル化するファッション
第九回 進化するメディアとファッション
第十回 身体のファッション化
第十一回 ファッションと流行色
第十二回 ジェンダーとファッション

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カエル子

4
予習読書その2。NHKラジオ講座のテキスト。街で定点観測をしてきた積み重ねと、大学で若い子たちとの接点を持ち続けていることが著者の軸を強くしてる。すごく勉強になりました。日本に洋装が入り込み、定着しながら独自の進化を遂げてきたことや時代ごとの特色がわかりやすくまとまっています。締めに「ジェンダーとファッション」を持ってきている構成も良い。ファッションに対してそれほど強い執着を持っているつもりはなかったけれど、時代の影響をしっかり受けて着るものを選んできていたことにも気付かされました。2021/10/03

ちっこい まつき

2
日本における洋装の歴史がざっくりわかって面白かった。/ デニム、ジーンズ、Gパンそれぞれの語源の違い。/ 流行予想色と流行色(トレンドカラー)の違い。2021/01/11

bittersweet symphony

1
流行性に規定されているが故、ファッションには審美眼的な部分とは別に下世話な、大衆に受け入れられているがそのほかの評価軸には乗りにくい要素が多分にあるわけですが、本書はどちらかというと後者に重点が置かれている印象はありますね。デニム・ジーンズの歴史的な蘊蓄など、小ネタは楽しめるネタが多い感じです。2021/05/03

あず

0
ファッションの基本がわかりやすく書かれていました。20年の流行サイクルとデニムについて、コロナ禍によって変化した被服行動が印象的。普段着用している服にも、たくさんの歴史や意味があって、それを知って纏うのは楽しいなと感じました。もっとファッションを学ぶには歴史の知識が必要だな〜2022/02/01

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