出版社内容情報
前年度の「旧約聖書」に続き、「新約聖書」、特に福音書をテーマとする。「史的イエス研究」の日本における第一人者である著者が、その成果を踏まえ、ユダヤ教徒の一人であったイエスという存在を提示する。聖書の解釈にとどまらず、歴史学や社会学などの知見を駆使して原始キリスト教に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
O. M.
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新約聖書の内容を、当時の時代・文化的背景に照らしてどう読むか、という解説。福音とは何か、イエスの生誕に関するエピソード、イエスの活動・奇跡などが採り上げられています。正直、私には学術的(もっと言えばマニアック)すぎて、面白みにかける読書感でした。要すれば、聖書の内容は、当時の既存の文化的フォーマットに則って書かれており、内容は多様な民族を受け入れるというキリスト教義から、様々な文化の伝承を取り入れているということですかね。2019/07/28
