出版社内容情報
ルターの100年前に登場したプラハの「異端者」を知っているか?
なぜ、キリスト教はカトリックとプロテスタントに分かれたのか? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通すシリーズの第13弾! ボヘミアの聖職者ヤン・フス火刑に端を発する壮絶な教会改革運動である「フス派戦争」。実は、ルターが登場する一世紀前にチェコで宗教改革は起こっていた――。アニメ『チ。』でも注目された異端審問の実態を追いつつ、カトリック世界全体を揺るがせた事件の全貌に迫る。
[事件の全容]
第1章 フスは何を主張し、フス派は何のために戦ったのか?
[事件の歴史的・宗教的背景]
第2章 なぜ、中世後期最大の教会改革運動がボヘミアで起こったのか?
[同時代へのインパクト]
第3章 フス派の運動は、「早すぎた宗教改革」だったのか?
[後世に与えた影響]
第4章 フスやフス派は我々に何を語っているのか?
【目次】
[事件の全容]
第1章 フスは何を主張し、フス派は何のために戦ったのか?
[事件の歴史的・宗教的背景]
第2章 なぜ、中世後期最大の教会改革運動がボヘミアで起こったのか?
[同時代へのインパクト]
第3章 フス派の運動は、「早すぎた宗教改革」だったのか?
[後世に与えた影響]
第4章 フスやフス派は我々に何を語っているのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Junichi Watanabe
3
#読了。現在のチェコ、ボヘミアで14世紀にあったフツ派による宗教改革について。ローマカトリックが権威を増す中で起こる腐敗に疑問を投げ掛け、異端のレッテルを貼られ火刑に処せられたヤン・フス。16世紀ルターの宗教改革に先駆けて起こった宗教改革が現在に至るまでどの様な影響を与えたかを分かり易く書かれている。外国人名が苦手な人はメモ必須です。2026/04/07
いつき 守
1
イングランドのウィクリフとベーメンのフス…この時代に印刷術があったら宗教改革はルターより100年前に起こっていた…かどうかは歴史の中で気になるところ。ただ、17世紀の三十年戦争まではプロテスタントが力を持っていたかのようなベーメン=現在のチェコが、なぜカトリック国なのかについては不思議に感じていたが、これを読んでかなり納得がいった。「過去を現在の基準で判断したり、祖先たちを我々の闘争に引きずり込んだりしても意味はない」というフス研究者の言葉はその通りと感じる2026/03/10
pati yayan
0
このシリーズは初めて読むが、以前、『乙女戦争』というフス派の時代を扱ったマンガを読んでいて面白かったので、フス派戦争という言葉に釣られて読んでみた。地政学的にもボヘミアが欧州の真ん中で、宗教のみならず様々な影響を受けざるを得なかった点が興味深い。同じころ、日本でも鎌倉仏教が興隆してきたりして、旧宗派の改革が叫ばれたのは、何か通ずるものがあったんでしょうか。2026/04/08
ちり
0
歴史の本を読んでいて定期的に出くわす「窓から人を投げ落とす」式のプロテストが一度ならず出て来てアツい。2026/04/05
sovereigncountr
0
フスとその後のフス派戦争を、ローマ・カトリックの教会改革運動と世俗権力の近世化のなかに定位した力作。教義問題にも目を配りつつ、同時代の大きな歴史文脈を描くことに成功している。2026/03/31




