出版社内容情報
英語を学ぶ人、必読の書!
誰もが一度は感じる、英語を訳すことの苦手意識。しかし、翻訳の本質を理解し、英語と日本語の構造的違いが分かれば、その「訳って苦手……」を払拭できる! なぜ英語は日本語に訳しにくいのか? 「言語の歴史と役割」「英文和訳と翻訳の違い」「直訳と意訳の違い」「翻訳を教える際に気をつけている5つのポイント」――。良い読解をして適切に訳すために知っておくべき前提知識、二つの言語の理解の深め方を、日本を代表する翻訳家が指南。巻末には、英語・日本語・翻訳のことをもっと知りたい人のための豊富なブックガイドを収載。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうじ
2
翻訳自体の歴史だけでなく言語の歴史からざっくりと解説してくれている。「形態の等価」と「機能の等価」はこれから翻訳ものを読むにあたってぜひとも覚えておきたい概念だった。以前に読んだ翻訳関連の本の著者もそうだが、翻訳にかかわる人は感覚を理解しやすい言葉に落とし込む能力に長けている。2025/11/25
妖湖
0
図書館本。「学びのきほん」シリーズ。「2時間で読める教養の入り口」とありますが、翻訳の基本がわかりやすくまとめてあった。構造が全く違う英語と日本語なので「翻訳とは球体に光を当てること」になる。本書は言語学的な観点からの話が中心だったが、これに文化の違いが実際の翻訳には加わるのですね。翻訳って難しくて深い。2025/11/28
アイ
0
趣味で、英語外のドラマや歌等を訳しています。作者と同じく、いつも日本語の一人称のバリエーションの多さに頭を抱えます。他にも語尾や時代に合わせた話し方にどこまでするか…。雰囲気がガラッと変わってしまうから毎回悩みます。本書で、大事なのは「読解力」と書かれていて、同感でした。語彙力のなさはAIでカバーできますが、その弾き出された言葉からどれが適切か選ぶ力は、「読解力」や「センス」が必要…。文化を知らないと訳せないし、言葉を訳すことで更に文化の違いを感じて悩みます。学校で学べるのいいなー2025/11/24
もりけん
0
翻訳は奥が深い。AIに完全に置き換わることはなさそう。 日本語は主題優勢、英語は主語優勢。三人称が苦手な日本語。 翻訳家憧れるな。2025/11/24
えむえむ
0
英語がんばろ〜っと。さらっとサクッと、結局英語力を上げることが1番大事といわれました。2025/11/22




