出版社内容情報
豊臣秀吉、そして大清皇帝ホンタイジによる侵略。そのとき朝鮮王朝はどう動いたのか?
「朝鮮は、地政学的に攻められやすく、また朱子学の教義に凝り固まっていた」――その言説は本当か? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通すシリーズの第10弾! 豊臣秀吉の朝鮮出兵を意味する壬辰戦争、そしてその後の後金および大清皇帝ホンタイジによる丁卯・丙子の乱は、朝鮮王朝に何をもたらしたのか? 明清交替という大変動期のなかで軍事・財政改革にとりくみ、危機を乗りこえた、知られざる朝鮮王朝史を見る。
[事件の全容]
第1章 朝鮮は、なぜ大清の侵略を受けたのか?
[事件の歴史的背景]
第2章 朝鮮は、侵略をみずから招いたのか?
[同時代へのインパクト]
第3章 朝鮮は、どんな国に生まれ変わったのか?
[後世に与えた影響]
第4章 丙子の乱は、どのように記憶されたのか?
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