教養・文化シリーズ<br> 世界史のリテラシー 仏教は、いかにして多様化したか - 部派仏教の成立

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教養・文化シリーズ
世界史のリテラシー 仏教は、いかにして多様化したか - 部派仏教の成立

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  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784144073243
  • NDC分類 182
  • Cコード C9422

出版社内容情報

同じ仏教なのに、なぜ宗派によって教えが違うのか? その根源を見る。

宗派とは何か? なぜ多種多様な教えがあるのか? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通すシリーズの第9弾! 釈迦が説いた「自己鍛錬」のための仏教は、いつ、どのようにして部派に分裂し、その後、なぜ「衆生救済」を目的とする大乗仏教に変容したのか? そして、日本仏教が世界で最も「特異な仏教」とされる理由はどこにあるのか? 科学にも通じる仏教学の碩学が自身の学説を軸に仏教界の大いなる謎に迫る。

[事件の全容]
第1章 仏教は、どのようにして部派に分裂したのか?
[歴史的・宗教的背景]
第2章 なぜ、インドで仏教が起こったのか?
[仏教世界へのインパクト]
第3章 大乗仏教は、どのようにして生まれたのか?
[後世に与えた影響]
第4章 「時代の要請」によって変容した日本仏教

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

24
インドで仏教が生まれた背景、その仏教がいろんな部派に分かれながらも対立することなく同じ仏教という意識だったとのこと。やがて大乗仏教がうまれそれが中国にわたり変質してやがて日本に到達。日本でも政府の援助を受けながら変質していく様がわかりやすく記述されていて良本だと思います。中世の僧兵のように暴力を容認するのは律蔵を持たない日本仏教だけの特質。戦後の新興宗教が乱立した理由、現在旧来の仏教も含めこれからの仏教に期待しながら語り終わる著者の静かで優しい人柄がうかがえました。2025/05/04

さとうしん

14
仏教の発祥から多数の部派への分岐と仏教の多様化、日本での展開を概観。仏教に関する基本事項をわかりやすい筆致でかいつまんで説明してくれている。部派の分岐の実相は中国の百家争鳴、あるいは儒家の学派の分岐を考えるうえでの参考になるかもしれない。日本仏教については、従来のほぼすべての仏教思想ほ包含する広大な宗教世界を構成していると多様性を評価しつつも、当初から律蔵を欠いたことから、伝統敵に僧兵や一向一揆、近代に戦争協力をするなど、間接直接に暴力を肯定することになったと批判する。2025/03/01

沙羅双樹

8
釈迦仏教が様々な解釈をされて、20以上もの宗派に枝分かれした理由や背景をシンプル且つ分かりやすく書かれている。私自身、幼少期に手塚治虫の『ブッダ』を読んでから仏教というものに凄く魅了されてきたので読み応えがあって良かった。それにしても日本という国は不思議である。宗教に限らず色んな国から多種多様なる文化を輸入して、新しいものを作り出すという点において。2025/03/21

261bei

4
サブタイトルが若干著者の本意と違う気がするが(断り書きがある)、釈迦の仏教と大乗仏教の違いがよく分かる本だった。何よりも興味深いのは日本仏教の位置付けの整理だろう。日本仏教は天台宗と密教という(大乗)仏教の最終形態から本格的にスタートを切り、さまざまな種類の大乗経典を個別に重視する宗派が成立し、ついで知的瞑想生活を重視する禅宗が中国から継受されるという形で、瞑想⇒救済⇒密教(神秘)の展開を辿ったインドと順序が逆転していると著者はいう。2025/04/22

Go Extreme

4
「単一宗教」から教義・実践・組織形態が劇的に多様化 「上座部」と「大衆部」の分裂 「お互いを仏教の正統と認め合い、平和的に共存していた」 「多様性を内包する仏教の独自性」 「神々に祈らず、自力で『苦の原因と解決法を論理的に探求する』という画期的な教え」 「万人救済」を掲げる新しい仏教運動が誕生。それが「大乗仏教」 「仏の世界は無限に広がり、多元的な宇宙観を展開」 「日本では仏教は『国家宗教』として導入され、政治的・儀礼的役割を担った」 「個人救済」志向の鎌倉新仏教 「制度仏教」と「精神的実践としての仏教」2025/04/02

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