出版社内容情報
仏教の中で理解が最も難しいとされる密教。その思想と教えから「三密修行」「大日如来」「即身成仏」など、これだけは知ってほしい基礎知識のみを丁寧に解説。世界中の参拝客を魅了してやまない「お遍路」のお寺の僧侶が、なぜいま密教なのかを「現場の実感」から伝える、誰もが分かる入門書。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミー子
3
久〜しぶりに密教や空海の本を読んだ。やっぱり空海の教えって、全肯定な感じで、世界の全てが美しく見える感じで、好き。初学者向けの分かりやすい本でした。2025/04/28
くれは
2
1~3章は、一般的な真言宗の解説本でも述べられている基本的な内容。4章は空海の教えの実践者であられる著者ならではの、真言密教の現代的な意義が語られていて蒙が開かれる思いでした。私なりの解釈で書くとそれは次の6点です。「1.異なる信仰にも敬意を絶やさない」「2.真摯な懺悔の心に報いる」「3.自然と人とを分け隔てない」「4.どうすることもできないモノゴトをも受け入れる」「5.自力を捨てず他力にも頼る」「6.悟りとは、自分が世界から拒絶されていないこと、無条件に受け入れられていることを知るやすらぎである」。 2025/04/27
QUANON
1
最後の「密教は、人間の持っている生命力を発揮するための、エネルギッシュな明るい教えです」という文章に本書のすべてが集約されているなと感じた。非常に読みやすい文章で、なおかつ密教の斬新さとエネルギッシュさ、そして楽しさが伝わってきた。自然物も人工物も、そして自分自身もすべてが大日如来の分身であるという基本原理がいいなと思った。2025/05/18
ほととぎす@nekohototogisu
1
密教と空海の入門書として、簡潔にまとまっている。 内容が頭に入ってるといいんだけど。理論と実行、両方大事にしましょうって感じです。2025/04/17
れいまん
1
NHKカルチャー系の教科書的な本 密教を大枠で掴んでおきたいので読んだが、なんだか、何でも有り、アートチックで、世俗的だ。東大寺のお水取りで、修行僧が、懺悔のために「五体投地」をするが、これも密教の身体化だと、東大寺は華厳経の総本山だけど、華厳と密教の親和性があるのは、わかる。もうちょっとわかりたいかな 十住心論読むしか無いか〜2025/03/07
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