出版社内容情報
生きづらさを感じているすべての人に。
精神科医・安克昌が阪神・淡路大震災の「内側」で経験したことを綴り、サントリー学芸賞を受賞した『心の傷を癒すということ』。「かけがえのない日常を根こそぎにされた」「愛する人と二度と会えなくなった」、そんな体験をした人の心の傷はどのように癒されるのか。そばにいる人には何ができるのか。傷つきは、いつ「自分ごと」になるか分からないからこそ、心のケアの「実際」を学ぶ。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yui
1
PTSDの知識が全くなく、傷の癒やし方が分からなかった。読めてよかった。傷を癒すのに、精神科のテクニックはあまりなく、安心できる場所で安心できる人に話す、などが大事とわかった。死別の悲しみは時間が解決することはない、壊れたものは壊れたままで新しいものを作っていくことになる、など心に残る言葉がありました。2026/01/27
口先男爵
0
読まなくても、観なくてもいい。こうした作品があることを知っているだけでも、あるいは、誰かがその苦しみについて書いてくれていると思うだけでも救いになり得ると思います。2026/01/29
KK
0
30年の月日は早いが決して無駄ではない。2026/01/07
リュシス
0
今では当たり前のように語られる「当事者の声を聴く」という姿勢が、30年前には決して自明ではなかったことを教えてくれる。心の傷は「元の自分に戻る」ことではなく、外傷体験を抱えながら、新しい自分と折り合いをつけていく力を獲得する過程で癒される(pp.68-69)という視点は、自身の実体験とも重なり納得できた。「子どもを早く立ち直らせようとするのではなく、その子の時間に伴走するとはどういうことか」と考えながら再読したい。2026/01/10




