出版社内容情報
春の特別編。「若い世代」に贈る、古典、人生論、児童文学、詩集のエッセンス
これから新しいことに挑戦する人たちへ向けて、人生と社会を切り開いていくための4作を、各界の第一線にいる講師が解説。シュリーマン『古代への情熱』(齋藤孝)で学び続けることの意味を考え、松下幸之助『道をひらく』(土井英司)で仕事と人生に対する構えを身につけ、ロビンソン『思い出のマーニー』(河合俊雄)で人とのつながりを再確認し、『石垣りん詩集』(文月悠光)で言葉のもつ力を学びなおす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GELC
13
前半の2冊に興味を惹かれた。特に「道をひらく」は、引用されているフレーズが尽く金言と呼べるレベルの連発で驚いた。すぐにKindleで購入した。「古代への情熱」もプラスのエネルギーをたくさんもらえそう。これも次に図書館に行ったときに借りよう。2024/03/02
どりーむとら 本を読み深めたい
11
松下幸之助さんの「道をひらく」が私は参考になりました。失敗するよりも真剣でないことを恐れよ。一つのことにとらわれず、物事をあるがままに見つめ、立場を超えて人の話を聞く「素直な心」を持つことの大切さ。実業家の目的は社会を豊かにすることである。対立をどのように乗り越えるか、相手にどのような伝え方をするようにすれば 良いかを工夫することの大切さ。グローバルな視点を持つことの大切さ。倒すだけが能ではない、教え教えられるような関係を持つことの大切さ。私が仕事や自治会での役割を果たす上で参考になることが多かった・2024/03/24
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
11
若い人たち向けに、①古代への情熱、②道をひらく、③思い出のマーニー、④石垣りん詩集の4冊を選んだもの。『~マーニー』が突出してよく、次いで『石垣りん~』が優れた内容となっている。2024/03/15
シンプルねこ
9
「古代への情熱」(シュリーマン)と「石垣りん詩集」に興味を持った。「古代への情熱」は学ぶことへのモチベーションに良さそうな本。「石垣りん詩集」は生活に根ざした詩を読んでみたいから。 「道をひらく」(松下幸之助)は既読ですが、だいぶ前に読んでよく覚えていなかった。普遍的なことが書いてあり、分かっていてもできないことが書いてあるとのことなので再読しようかな。「思い出のマーニー」は前に映画を視聴。原作もいつか読もうかな。2024/03/12
よぽ
4
齋藤孝先生の学びへの貪欲さや情熱はここからなんですね。「憧れに憧れる」力の強さは私も経験があるのでわかります。石垣りん詩集も一度手にとってみたいとおもいます。こうやって新たな出会いがあるのが嬉しい。2024/04/15