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出版社内容情報
日本とフランスの政治過程とイデオロギー対立の変遷をパラレルに追いながら、グローバリズムの隆盛と左派の没落、エリート主義と大衆主義の相克といった戦後の政治潮流を考察する。
内容説明
フランスと日本は、先進国の中でも、左右のイデオロギー対立が極めて長く続いたという共通性を持つ。また、共に強固な「官僚国家」であり、エリートの主導によって高度経済成長を達成した点も同様である。本書は、戦後から現在までの両国の政治過程をパラレルに追っていく。ナチスへの戦争協力と軍国主義という「負の遺産」の克服、終戦から高度経済成長までの道筋、六〇・七〇年代の「民主化」の時代から八〇年代の「自由化」の時代への転換、イデオロギー対立の終焉とグローバリズムの席巻、そして現在のポピュリズムの高まり…。二つの「官僚国家」の七〇年の軌跡から、民主制の未来を見通す試み。
目次
第1章 戦後への「負の遺産」
第2章 イデオロギー対立の構造
第3章 「官僚国家」の高度経済成長
第4章 「民主化」から「自由化」へ
第5章 世紀転換期の展開
第6章 二一世紀の政治構造の変化とポピュリズム
著者等紹介
大嶽秀夫[オオタケヒデオ]
1943年岐阜県生まれ。京都大学卒業後、東京大学大学院(博士号取得)、シカゴ大学、ハンブルク大学、パリ政治学研究所(シアンス・ポ)に学ぶ。専修大学講師、東北大学教授、京都大学教授を歴任。現在、京都大学名誉教授、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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