NHKブックス<br> 思考する言語〈中〉―「ことばの意味」から人間性に迫る

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思考する言語〈中〉―「ことばの意味」から人間性に迫る

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911310
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C1380

内容説明

人が世界を認識し、思考する際に欠かせないのが、「物質」「空間」「時間」「因果」という生得的概念である。名詞、前置詞、動詞、時制などの検討から、言語に組み込まれた概念を詳しく分析し、人の心は幾何学的な世界把握とは異なり、目的や意図に沿って、対象物や出来事を柔軟に捉えることを明らかにする。また、現実世界を異なるフレームで解釈するためのメタファーは、政治や科学などの複雑な問題を理解し、推論する上で有効であると示す。さらに、ことばと人間心理・社会の間のダイナミックな関係を、人の名前や流行語を切り口に具体的に考察する。

目次

第4章 世界認識の四つの方法―物質・空間・時間・因果(カントの四つのカテゴリー;物質はどう認識されるか―名詞の考察から;空間はどう認識されるか―前置詞の考察から ほか)
第5章 メタファーがいっぱい!―ヒトの思考の仕組みを解く(メタファーのメタファー―思考とはメタファーを理解すること;「興ざめ説」と「救世主説」;すべては概念メタファーから?―レイコフの相対主義 ほか)
第6章 名前をめぐる謎―命名にかかわる人間本性(ことばの意味はどこにあるのか?;新語はどのようにつくられるのか?;人はなぜ名前をつけるのか? ほか)

著者等紹介

ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン][Pinker,Steven]
現在、ハーバード大学心理学研究室教授。視覚認知と幼児の言語獲得についての研究により、米国心理学会から「Distinguished Early Career Award」、および、「McCandless Young Developmental Psychologist Award」受賞。2004年にタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」のひとりに選ばれた。著書に、『心の仕組み』(NHKブックス、「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞ほか受賞)などがある

幾島幸子[イクシマサチコ]
早稲田大学政経学部卒業。翻訳家

桜内篤子[サクラウチアツコ]
ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くらびす

3
注意の向けさせ方が非常に丁寧でありがたい2013/09/12

plum

2
世界認識の四つの方法,メタファー,名前2017/05/09

センケイ (線形)

1
上だけでもかなりのボリュームだったので息切れしてたけど、それを吹き飛ばす、新しく刺激的なテーマの数々。カントがやったような、因果などの4分類にものごとを一般化する切り口は、上巻と重複しないことを保ちつつ、かつ同程度の抽象度で思考や認知の核心に迫るものだと思う。また、上記のように哲学はもちろん、関係する領域のカバー範囲が広く、そのどれへも応用が効くのではないか、と期待しながら読むのが楽しい。2017/03/30

roughfractus02

1
意味論の生成文法への導入後、カントの世界認識から言語を再定義する著者は、物質/名詞、空間/前置詞、時間/時制・相、因果/力のダイナミクス(主人公と敵対者)を挙げつつ、認識論的言語学に接近する。従来生成文法が距離を置く認知言語学を検討し、そのアナロジー理論が注目されるが、隠喩の偏在を説くレイコフによる言語の反知性化は批判される(「税金」と「会費」は言い換えない)。一方、言語の流行等の鋭い考察の陰で、因果について論理学(クリプキ)にも確率論(ベイズ)も限界を認める著者の前に、修辞学が立ちはだかるように見える。2017/02/27

御光堂

0
物質、空間、時間の認識のされ方。力のダイナミクスモデル。アゴニスト(主人公)とアンタゴニスト(敵対者)の相互影響による運動の把握の仕方。

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