内容説明
紀元前334年、アレクサンドロス大王はアケメネス朝ペルシアと干戈を交えるためにダーダネルス海峡を渡った。3度に亙る会戦によりダレイオス3世率いるペルシア軍を撃破、やがてダレイオス3世を裏切り殺害したベッソスを追って、中央アジアの奥深く分け入った。果たしてアレクサンドロスが制覇した地域はどのような人々の暮らす、どのような土地だったのか。ながらく厚いベールに覆われてきたバクトリア、ソグディアナで30年以上に亙る発掘調査を行なってきた考古学者による定説を打ち破る報告。
目次
第1章 アレクサンドロス権力掌握までの道(マケドニアの王の子;マケドニアの軍事システム ほか)
第2章 ペルシアとの三度にわたる大戦(グラニコス河畔での勝利;イッソスの会戦の戦果 ほか)
第3章 オクソスを越えて―オクソス川渡河とベッソス捕縛(オクソスへの道―アドラプサとアオルノス;オクソス川の渡河地点を検証する ほか)
第4章 中央アジア征服―南ソグディアナと北バクトリア発掘調査から(クセニッパとナウタカでの戦闘;バクトリア貴族最後の避難場所 ほか)
第5章 東征を終えて(大王の遺したもの;大王と現地貴族との関係 ほか)
著者等紹介
ルトヴェラゼ,エドヴァルド・ヴァシリエヴィチ[ルトヴェラゼ,エドヴァルドヴァシリエヴィチ][Ртвеладэе,Эдвард]
1942年グルジア生まれ。タシュケント国立大学卒。ウズベキスタン芸術アカデミー芸術学研究所教授。歴史学博士。ウズベキスタン科学アカデミー正会員。ウズベキスタン大功労勲章受勲。専攻は考古学、貨幣学、歴史学。主なフィールドはバクトリア(南ウズベキスタン、北アフガニスタン)。ウズベキスタン歴史学界の重鎮の一人
帯谷知可[オビヤチカ]
京都大学地域研究統合情報センター助教授。専門は中央アジア近・現代史、中央アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジュンジュン
宵子
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