NHK出版新書<br> 「新しい中東」が世界を動かす―変貌する産油国と日本外交

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NHK出版新書
「新しい中東」が世界を動かす―変貌する産油国と日本外交

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140887363
  • NDC分類 319.26
  • Cコード C0231

出版社内容情報

オイルマネーで潤う国々が、なぜ「脱石油依存」を目指すのか?

広大な砂漠、石油産業で富む王族、終わらないテロや戦争……いまだにこうしたイメージだけで中東を捉えていませんか? 中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにし、エネルギー依存が著しい日本が進むべき道を大胆に提言する。

内容説明

どこまでも続く広大な砂漠、石油産業で富む王族、終わらないテロや戦争…いまだにこうしたイメージだけで中東を捉えていないだろうか?中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにするとともに、その国家戦略が国際社会に与える影響をレポート。中東にエネルギーの95%を依存する日本が、これから進むべき道を大胆に提言する。

目次

第1章 日本人が知らない「新しい中東」(「混沌」と「喧噪」のアラブ世界;アラブ世界を象徴する三つの言葉;見方を狭める「語学の罠」;中東で展開される「洗脳合戦」;変貌を遂げるアラブ世界)
第2章 原油はいつまで「最強のカード」か?(原油が生み出す膨大な富;外交カードとしての原油;「脱石油」時代の新潮流;湾岸諸国から見た日本)
第3章 敗北を繰り返す日本外交(中東外交に歴史あり;日本外交史に残る汚点;自衛隊海外派遣の真相;他国から見た日本外交;教訓を未来へとつなぐために)
第4章 内側から見た外務省(強烈な序列社会;問題だらけの外務省人事;外務省に求められる改革;どこから変えていくべきか)
第5章 日本外交が持つ可能性(「脱アメリカ依存」は可能か;日本外交が目指すべき道;国際情勢から見た日本の国益)

著者等紹介

中川浩一[ナカガワコウイチ]
1969年生まれ。慶應義塾大学卒業後、94年外務省入省。在イスラエル日本国大使館、対パレスチナ日本政府代表事務所(ガザ)、PLOアラファト議長の通訳、天皇陛下や総理大臣のアラビア語通訳官などを経て、2020年外務省退職。現在、国内シンクタンク主席研究員、ビジネスコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

26
オイルマネーで潤う国々が、なぜ「脱石油依存」を目指すのか?中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにする1冊。混沌と喧噪の秩序のないアラブ社会を端的に示す「神のおぼしめし」「今日できることは明日やればいい」「勝ったら負け」の言葉。4つの言語圏、3つの宗教が入り交じるアラブ世界の難しさ。莫大な富を生み出す原油を外交カードとして使ってきた中東地域の変わりつつある状況を紹介していて、その中で日本はどう評価されているのか、過去の失敗を踏まえて今後を考える興味深い1冊でした。2025/01/28

ta_chanko

20
日本のエネルギー資源は95%以上を中東に依存している。もし戦争などでペルシャ湾やマラッカ海峡が封鎖される事態になれば、日本のエネルギー資源は枯渇してしまう。その現実を踏まえ、リアリズムに徹した多角的な外交が必要。アメリカ追従一辺倒ではなく。外務省の中では、英語の専門家が幅を利かせて大使等に出世するのに対し、アラビア語などの専門家が重要なポストにつけず、優秀な人ほど辞めていくようなこともあるらしい。脱石油改革を進める中東と同様、日本も将来を見据えた改革や政策が求めれれる。2025/02/05

とも

15
変わりつつある中東についての本。「誰もが正しくて誰もが正しくない世界」など中東独自の考えが面白い。 後半は外務省への苦言や提言が書かれている。外務省のことはいいので変わりゆく中東のことをもっと知りたかったかも。2025/03/27

ceskepivo

6
「脱炭素の時代に、いかに湾岸諸国と付き合っていくべきか。あまり注目を浴びることはありませんが、日本の未来にとって非常に重要な問題」との指摘は同感。世の中の価値観が多様化すればするほど専門性が必要となる。それにもかかわらず、優秀な専門家が辞めているのが外務省の実態なのか。2025/02/08

asajee

4
良書 中東と日本とのこれからを知り、今後を考えるきっかけとなる一冊 専門外の自分が読んでもとても分かりやすいし、今、国際社会の中のこれからの日本外交について、日本国民が知るべきことをシンプルにまとめられている。2025/02/26

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