出版社内容情報
オイルマネーで潤う国々が、なぜ「脱石油依存」を目指すのか?
広大な砂漠、石油産業で富む王族、終わらないテロや戦争……いまだにこうしたイメージだけで中東を捉えていませんか? 中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにし、エネルギー依存が著しい日本が進むべき道を大胆に提言する。
内容説明
どこまでも続く広大な砂漠、石油産業で富む王族、終わらないテロや戦争…いまだにこうしたイメージだけで中東を捉えていないだろうか?中東諸国の表裏を知る元外交官が、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにするとともに、その国家戦略が国際社会に与える影響をレポート。中東にエネルギーの95%を依存する日本が、これから進むべき道を大胆に提言する。
目次
第1章 日本人が知らない「新しい中東」(「混沌」と「喧噪」のアラブ世界;アラブ世界を象徴する三つの言葉;見方を狭める「語学の罠」;中東で展開される「洗脳合戦」;変貌を遂げるアラブ世界)
第2章 原油はいつまで「最強のカード」か?(原油が生み出す膨大な富;外交カードとしての原油;「脱石油」時代の新潮流;湾岸諸国から見た日本)
第3章 敗北を繰り返す日本外交(中東外交に歴史あり;日本外交史に残る汚点;自衛隊海外派遣の真相;他国から見た日本外交;教訓を未来へとつなぐために)
第4章 内側から見た外務省(強烈な序列社会;問題だらけの外務省人事;外務省に求められる改革;どこから変えていくべきか)
第5章 日本外交が持つ可能性(「脱アメリカ依存」は可能か;日本外交が目指すべき道;国際情勢から見た日本の国益)
著者等紹介
中川浩一[ナカガワコウイチ]
1969年生まれ。慶應義塾大学卒業後、94年外務省入省。在イスラエル日本国大使館、対パレスチナ日本政府代表事務所(ガザ)、PLOアラファト議長の通訳、天皇陛下や総理大臣のアラビア語通訳官などを経て、2020年外務省退職。現在、国内シンクタンク主席研究員、ビジネスコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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