NHK出版新書<br> サラブレッドはどこへ行くのか―「引退馬」から見る日本競馬

個数:
電子版価格
¥1,078
  • 電子版あり

NHK出版新書
サラブレッドはどこへ行くのか―「引退馬」から見る日本競馬

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2025年05月18日 17時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140887332
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0275

出版社内容情報

「馬の一生」を知ることは、競馬の未来を考えることだ。

福永祐一氏(JRA調教師)推薦!
「もう目を背けてはいけない現実がある。
我々ホースマンが読むべき一冊。
競馬の未来のために、出来ることのヒントがここにある」

ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか――。
世界で最も馬券が売れる国・日本が抱える「引退馬」という産業課題。
我々にとって馬とはどのような存在であるべきか?
引退馬を追った映画「今日もどこかで馬は生まれる」を企画・監督した
競馬を愛する著者が、誕生から現役生活、セカンド・サードキャリア、肥育の現場まで、
サラブレッドの”命がけ”の一生を、7年におよぶ現場関係者への綿密な取材を通して明かす。
繊細で複雑な課題の核心を丹念に、かつ情熱をもって世に問うノンフィクション。

第1章 隆盛を極める日本競馬
第2章 馬はいかに「競走馬」になるか――誕生からデビューまでの裏側
第3章 生き残りを懸けて――サラブレッドの現役生活
第4章 引退後に進む道――セカンドキャリアの選択肢
第5章 生かすことだけが幸せか――家畜商という存在
第6章 命と経済――生かすことはなぜ難しいのか
第7章 それでも生かすために――引退馬支援・養老牧場・新たな産業の可能性
第8章 ハンドルとエンジン――転換期のJRA
第9章 リーダーを育て、共に歩む――私たちにできること、私にできること

内容説明

ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか―。世界で最も馬券が売れる国、日本が抱える「引退馬」という産業課題。我々にとって馬とはどのような存在であるべきか?引退馬を追った映画「今日もどこかで馬は生まれる」を企画・監督した、競馬を愛してやまない著者が、誕生から現役生活、セカンド・サードキャリア、肥育の現場まで、サラブレッドの命懸けの一生を、現場関係者への綿密な取材を通して明かす。繊細で複雑な課題の核心を丹念に、かつ情熱をもって世に問うノンフィクション。

目次

第1章 隆盛を極める日本競馬
第2章 馬はいかに「競走馬」になるか―誕生からデビューまでの裏側
第3章 生き残りを懸けて―サラブレッドの現役生活
第4章 引退後に進む道―セカンドキャリアの選択肢
第5章 生かすことだけが幸せか―家畜商という存在
第6章 命と経済―生かし続けることはなぜ難しいのか
第7章 それでも生かすために―引退馬支援・養老牧場・新たな産業の可能性
第8章 ハンドルとエンジン―転換期のJRA
第9章 リーダーを育て、共に歩む―私たちにできること、私にできること

著者等紹介

平林健一[ヒラバヤシケンイチ]
1987年、青森県生まれ。映画監督、起業家。多摩美術大学卒業。引退馬をテーマにしたノンフィクション映画「今日もどこかで馬は生まれる」を企画、監督し、門真国際映画祭2020優秀作品賞および大阪府知事賞を受賞。JRAやJRA‐VANの映像制作をはじめ、テレビ東京の競馬番組など競馬関連の多様なコンテンツ制作を生業としつつ、人と馬を身近にするサイト「Loveuma.」を運営し、引退馬支援をライフワークとしている。本書が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sato19601027

82
三冠牝馬リバティアイランドに続き、名牝メイショウマンボも急死した。しかし、このように報道される競走馬は、実は少ない。多くは、そのまま姿を消すか、一旦、乗馬用に飼養された後に用途変更の末、行方不明=廃用になる。当該本では、統計数値を挙げて、サラブレッドの行く末を解説している。元調教師の角居勝彦さんが養老牧場を開設したことは、ニュースで知っていたが、競走馬の数からいって、全ての馬が、競走生活終了後に、のんびりと牧場で過ごせる筈もない。馬を愛する多くの人は、余生が保障できる世界を築こうと頑張っている。2025/05/02

りんだりん

21
私の初めての競馬はライスシャワーが天に召された宝塚記念だった。ビギナーズラックに恵まれ嬉しかった一方でレースで転んだ馬が安楽死になることに衝撃を受けた。競馬にはまり込むきっかけにもなった。その頃、NNNドキュメントで「サラブレッドの丘が泣いている」という放送を観た。自分が育てた馬が売れ残ってしまい、初めて食肉の競りに連れてきた牧場主に密着していた。相場が数千円〜と聞いた時の主の「そんなもんかい」とつぶやいて黙り込んだ時の悲しげな瞳が忘れられない。あの時代から少しずつだが改善に進んでいることがわかった。★32025/01/02

てん

16
子供の頃にテレビで見たハイセイコーから、ゲーム「ウマ娘」を経て、最近は競馬場にも足を運ぶ。競馬雑誌を見ると登録抹消された馬の情報があるが、毎回すごい数であることに驚く。その後のサラブレッドの行方について触れるのがタブー視される部分も取材し書かれている。競走馬が生まれてからどのような生涯を送るのか、そこへの人間の関わり、現在の競馬を取り巻く状況が非常にバランスよく書かれていると思う。ただ残念なのは最終章の内容がやや具体性に欠け精神論的になってしまっていること。それを差し引いても非常に面白い。2025/03/11

Tomomi Yazaki

15
いつも思う疑問。毎年デビューする馬は七千頭あまり。つまり同じ数だけ引退する。その内乗馬はほんの僅か。ましてや種牡馬や繁殖牝馬なんて夢のまた夢。あとは行方不明。引退後は追うなと言う暗黙の了解。都市伝説と思う人もいる。本書はその闇の蓋を開けタブーを詳らかにする。そこにあるのは悲哀か怒りか、それとも諦めか。買う時はウン千万円。売る時はキロいくら。最近はサラブレッドの方が脂身が少なくヘルシーということでよく売れるそうです。でも、牛や豚と何が違うのかと問われても、返す言葉を持ち合わせていないことに気づきました。2025/01/10

フク

11
〈引退馬問題とは、家畜として生まれたのに、それを越えた存在となり、その後また家畜として処理されることに対する、競馬ファンを中心とした人々の違和感によって生まれている問題だ〉 図書館2025/01/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22286059
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品