出版社内容情報
パンク歌手から芥川賞作家、そして唯一無二の文人へ。町田康、はじめての自分語り!
独特な文体・語法と奇想天外な物語で幅広い読者を有し、多数のヒット作を発表してきた作家・町田康。一度読んだらやみつきになる、あの唯一無二の文学世界は、いかにして生まれ、進化してきたのか。町田ファンならずとも、文芸ファンなら誰もが気になる謎について、作家自らが内面を「暴露」する注目の一冊。本書では、人生初の試みという「自分語り」を幼少期から還暦を迎えた現在まで、好きだった本や作家、自身の作品解説といった文学世界はもちろん、影響を受けた民謡・浪曲・落語・ロックなどの芸能世界も取り込みながら、徹頭徹尾、町田ワールドを全開していく。
第1回 本との出会い――書店で見つけた『物語日本史 2』
第2回 夢中になった作家たち――北杜夫と筒井康隆
第3回 歌手デビュー――パンクと笑いと文学
第4回 詩人として――詩の言葉とは何か
第5回 小説家の誕生――独自の文体を作ったもの
第6回 創作の背景――短編小説集『浄土』をめぐって
第7回 作家が読む文学――井伏鱒二の魅力
第8回 芸能の影響――民謡・浪曲・歌謡曲・ロック
第9回 エッセイのおもしろさ――随筆と小説のあいだ
第10回 なぜ古典に惹かれるか――言葉でつながるよろこび
第11回 古典の現代語訳に挑む
第12回 これからの日本文学
内容説明
一度読んだらやみつきになる、あの文学世界は、いかにして生まれ、進化してきたのか?パンク歌手から唯一無二の表現者へ。ワイルドサイドから贈る成功する墓穴の掘り方。
目次
本との出会い―書店で見つけた『物語日本史2』
夢中になった作家たち―北杜夫と筒井康隆
歌手デビュー―パンクと笑いと文学
詩人として―詩の言葉とは何か
小説家の誕生―独自の文体を作ったもの
創作の背景―短編小説集『浄土』をめぐって
作家が読む文学―井伏鱒二の魅力
芸能の影響―民謡・浪曲・歌謡曲・ロック
エッセイのおもしろさ―随筆と小説のあいだ
なぜ古典に惹かれるか―言葉でつながるよろこび
古典の現代語訳に挑む
これからの日本文学
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
1962年、大阪府生まれ。作家。81年レコードデビュー。92年に詩集『供花』発表。96年「くっすん大黒」で作家デビューし、同作でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年に短編「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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青乃108号
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