NHK出版新書<br> サボる哲学―労働の未来から逃散せよ

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NHK出版新書
サボる哲学―労働の未来から逃散せよ

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886588
  • NDC分類 366.04
  • Cコード C0210

出版社内容情報

万国の労働者よ、駄々をこねろ!

コロナ禍でさらに屈折する現代の労働倫理や規範意識。
「はたらかざるもの、食うべからず」。私たちはなぜ心身を消耗させながら、
やりたくない仕事、意味のない仕事に従事し、生きるためのカネを稼ぐのか。
社会からはいつでも正しい生き方や身の処し方が求められ、
もっと頑張れ、努力しろと急き立てられる。そこから逸脱すれば落伍者。そんな世界は正常か?
気鋭のアナキスト文人が、フーコーからグレーバー、
『古事記』から『鬼滅の刃』、果ては近所の野良猫までをも俎上にあげながら、
資本主義の絶対的な権力性を背景にした労働倫理を相対視し、
そこから踊るように抜け出す道を拓く。未来をサボれ!

内容説明

我々はなぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事、クソどうでもいい仕事をし、生きるためのカネを稼ぐのか。社会からはいつでも正しい生き方や身の処し方を求められ、もっと頑張れ、努力しろの大号令。他人に点数をつけられて、逸脱すれば落伍者。「はたらかざるもの、食うべからず」。そんな世界はクソッタレだ!稀代のアナキスト文人が、資本主義下の屈折しきった労働倫理を解体し、そこから逃げだす扉をひらく。

目次

第1章 笑殺の論理―『鬼滅の刃』とはなにか?
第2章 アナキスト、モノを買う―「いきなり!ステーキ」がいきなり燃えた
第3章 いまこの場を旅して住まう―痕跡のアナキズム
第4章 海賊たちの宇宙技芸―たたかうべきだ、逃げるために
第5章 アンダーコモンズ!―『ランボー、怒りのハリエット』
第6章 やっちゃえ―労働の動員か、それとも生の拡充か
第7章 懐かしい未来の革命を生きろ―アナーキーの自発
第8章 失業者のストライキ―所有じゃねえよ、居住だよ
第9章 未来をサボれ―大杉栄、日本脱出の思想
第10章 機械を破壊し、機械になれ―フリー・フリーダム!

著者等紹介

栗原康[クリハラヤスシ]
1979年埼玉県生まれ。政治学者、作家。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

93
著者の主張は、近代資本主義は古い奴隷制の新しい姿と捉え、労働の未来からの逃散である。座右の銘は「はたらかないで、たらふく食べたい」。コロナ禍で個人に給付金を配られることは、カネが尺度の資本主義社会の裏返し。もっと要求することは更に国家に依存する度合いが高くなること。人間を労働力商品と扱い、労働という時間による支配から抜け出すには、「非対称の戦争」が必要であり、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のモデルとなった海賊ジョン・ラカムや大杉栄を引き合いに出し、「未来をサボれ」とアジを飛ばす。新書だが、刺激的な一冊。2021/12/04

yhirose254

18
『アナキストのピョートル・クロポトキンはこう言っている。社会が人類の間に依つて以て立つ基礎は、愛でもなく、又同情でもない。それは人類共同の意識、よしそれが僅かに本能の域にとどまつてゐるとしても、兎に角に此の意識の上に基づくものである。相互扶助の実行によつて得られる勢力の無意識的承認である。各人の幸福がすべての幸福と密接な関係にある事の無意識的承認である。(p190)』さすがのクロポトキンも「自助共助公助」と政治に組み込まれてしまうとは思わなかったに違いない。NPOとは相互扶助精神の簒奪ではないのか?2022/01/17

羊山羊

17
心が折れている時に読む栗原氏の本は心を不思議と元気にさせる。ダメ人間、オールオッケー。自分を肯定しろ。僕たちを潰しに来る世界から逃げろ。上昇意欲だの承認欲求の渦に浸かっていると、いつの間にかそれらに支配されている。その支配から逃げ出すのだ。本著は、その全編を通して「労働からの逃避」を訴える。栗原氏の本は責任も結論もへったくれもないけど、だからこそ面白いし活動を続けてほしい著者の1人だ。2022/04/10

冬佳彰

17
時折、著者の本を読むと元気になる。風通しが良い。三十数年会社勤めで、内面化しちゃった俺の奴隷根性、資本主義をぶっ飛ばしてくれるからだろう。アナキストに、「(資本主義的に)働いてからモノを言え」ってのは、ほとんど無意味だな。敵はもっと巧妙で、「一般社員も経営者目線で」などと非論理的な罠をしかけてくる。目からウロコだったのは、商船の制度と海賊の制度。なんだ、商船って労働者にとってほとんど牢獄だったのか。地下鉄道、ラッダイトなど、表面的な情報しか知らなかったが、そういうことだったのか。ああ、逸脱したい。2021/12/28

かんがく

12
近所の野良猫、かの女といきなりステーキ、徹夜で映画鑑賞なんていう日常ほのぼのエッセイに、唐突に大杉栄やらフーコーやらの哲学的思索と、奴隷や海賊たちの歴史的営みが入ってきたと思ったら「労働をサボろう!」というアジ!!鬱々とした雨の連休たが、気分がアガった。2022/05/01

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