NHK出版新書<br> 世襲の日本史―「階級社会」はいかに生まれたか

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世襲の日本史―「階級社会」はいかに生まれたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886014
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0221

内容説明

源頼朝はなぜ征夷大将軍を返上したのか?足利尊氏が北朝を擁立した真の理由は?倒幕後も徳川慶喜が生き残ったのはなぜ?日本社会を動かしてきたのは、「地位より家」という大原則だった。人気歴史研究者が摂関政治から明治維新までを、「世襲」という視点からすっきり解説。歴史の大きな流れと、その過程でつくられた社会の構造を明らかにする!

目次

序章 世襲から日本史を読み解く
第1章 古代日本でなぜ科挙は採用されなかったか?
第2章 持統天皇はなぜ上皇になったか?
第3章 鎌倉武士たちはなぜ養子を取ったか?
第4章 院家はいかに仏教界を牛耳ったか?
第5章 北条家はなぜ征夷大将軍にならなかったか?
第6章 後鳥羽上皇はなぜ承久の乱で敗れたか?
第7章 足利尊氏はなぜ北朝を擁立したか?
第8章 徳川家康はいつ江戸幕府を開いたか?
終章 立身出世と能力主義

著者等紹介

本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学文学部、同大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。専門は中世政治史、古文書学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

81
”世襲”という観点から日本史を読み解く。学校の授業じゃ立ち入らないような細部にもわたり、いろいろな出来事の背景を探り、本質を考える。「地位より人、人というのは血、いや血より家」というのが日本の大原則という結論。しかし黒船という外圧を受け、明治政府は階級を超え人材登用をはかり、世襲という穏やかな時代の原理原則を変える。が、世襲の根本を担保する形で「万世一系」の天皇家が再登場したという解釈は面白い。戦後高度成長期を経て、安定したような閉塞したような時代となり、またぞろ世襲が幅を利かしてきたような気がする。2019/09/23

りらこ

22
Kindle Unlimited。「地位より家」の日本はいつからこうなっているのか。仏教との関わり、平安時代の世襲、婿取り婚との関係についてが面白かった。鎌倉時代草創期の家の話はわかりやすく、しかも登場人物に『鎌倉殿の13人』のそれぞれの俳優さんの顔が浮かぶ。シーンも浮かんでしまって、楽しい。本郷先生の意図から外れているかも。信長秀吉家康の話もなるほど。明治時代だけが伝統打破から家より能力主義。人口問題への提言は、まさにその通りだと思った。2024/03/10

パトラッシュ

19
政治家の世襲話をよく聞くが、ほとんどの日本人はこれを是認している。なぜ日本で世襲体制が基本となったか、貴族や武士による階級社会形成から説き起こして宗教界まで組み込んだ世界でも例のない独特の世襲体制成立のプロセスを明らかにする。公家や大名などは「家職」が当然になり「地位より家」の体制が隅々まで行き渡る。南北朝や戦国期などの乱世では成り上がりの武士が幅を利かせたが、彼らも自分たちが権力者になるとコスパのいい世襲を利用して主従関係を安定させた政治的社会的な安定装置としての世襲のあり方を明快に説明してくれるのだ。2019/09/29

こぽぞう☆

13
だいぶ前に半分くらい読んで放り出してあった。つまり、それほど画期的なことは書いてない印象。でもまあ、天皇代替わりの折、読んでみるのもいいかも。2019/11/23

犬養三千代

13
世襲が是か非かではなく、どんなものなのか?という視点で日本の世襲の最後の人は殺されもせず追放はあるが生きていることに驚く。これが日本なのだなと。 あとがきの「育ちの良さ」にも納得するものがある。見えない、見なくしている階級あるのだなと思う。2019/11/16

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