NHK出版新書<br> 日本語と論理―哲学者、その謎に挑む

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日本語と論理―哲学者、その謎に挑む

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886007
  • NDC分類 810.1
  • Cコード C0210

内容説明

日本語は非論理的な言語だと言われるが、果たして本当か。単数と複数の区別がなくても支障がないのはなぜ?「の」の意味とは?「こそあど」の論理的共通点とは?考えてみれば摩訶不思議な日本語の「謎」に、言語哲学の大家が満を持して挑む、「ことばの哲学」入門、決定版!

目次

第1章 「こどもが笑った」(日本語は非論理的か;特定のこどもを指す「こども」と不特定のこどもを指す「こども」 ほか)
第2章 「三人のこどもが笑った」(数量名詞と量化;比例的な量化と比例的でない量化 ほか)
第3章 「大部分のこどもが笑った」(比例的な数量名詞;「多数のこども」と「こどもの多数」 ほか)
第4章 「どのこどもも笑った」(不定詞による量化;なぜ可算の量化になるのか ほか)
第5章 「こどもはよく笑う」(全称文と総称文;総称文の謎 ほか)
付録 様相的文脈の中の「三人のこども」

著者等紹介

飯田隆[イイダタカシ]
1948年、北海道生まれ。主に言語と論理にかかわる問題を扱ってきた哲学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。熊本大学、千葉大学、慶應義塾大学、日本大学で教え、科学基礎論学会理事長と日本哲学会会長を務めた。慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

12
「日本語は非論理的な言語か?」という疑問から入る言語哲学論だが、単数と複数の区別など基礎的な問題を、ごく単純な文章を対象に考察していくというスタイルで、この種の本を読み慣れていない側からするとかなり面食らったというのが正直なところ。最終章で触れられる、総称文が我々の偏見を助長するという方向でしばしば悪用されるという問題、全称文と総称文の区別が曖昧にされてきたという論理学自体が抱える問題については興味深く読んだ。2019/10/03

tolucky1962

7
『たまごが三個ある』と『たまごが三個分ある』の違い。『三個のケーキを食べて良い』の三個は三個以下,『三割の問題に答えなければならない』の三割は三割以上である。等々がこれでもかと詳しく書かれる。総称文の例として『ペンギンは卵を産む』を挙げる。正しいと思わるが雄や雛は生まない。総称文は偏見を助長しハラスメントになる例『女性はスカートをはく』を挙げる。言語の特性理解は人を傷つけ,騙されないために必要だ。本書は日本語を知るには面白いが,著者はこの学問を哲学の一分野としている。2019/10/31

oooともろー

4
論理学から日本語を分析。けっこう難しい。「量化」がこんなに複雑だとは。総称文の危険性には大いに納得。2025/05/07

てながあしなが

3
新書だけど、むちゃくちゃ高度。いったん第3章まで。気が向いたらいつかリベンジする。2025/01/03

うぃっくす

3
なんとか読み終わったけど理解はしてないです。読めば読むほど自分がなんでこんな複雑な言語を母国語として使えているのか謎。理解はしてないってのがポイントね。論理学的に正しく説明しようとするとまどろっこしいなあー。文脈と繋がる言葉が特に大事なのかな日本語は。総称文と全称文のくだりはわたしもこの言い方トリックだよなあって常日頃から思ってたのですっきり。カラスは黒い、は真だけど例外があるのよ。 非論理的な言語はなく、言語の非論理的な使用があるだけである、って言葉がささったのでせめて書き言葉くらいはちゃんとしたいね。2021/03/28

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