NHK出版新書<br> 米中ハイテク覇権のゆくえ

電子版価格
¥836
  • 電子版あり

NHK出版新書
米中ハイテク覇権のゆくえ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885895
  • NDC分類 502.53
  • Cコード C0231

出版社内容情報

誰も知らなかった攻防戦の真実!

国家戦略のもと、ハイテク分野で急激な成長を遂げる中国。アメリカの強さの源泉であった「情報」や「金融」、そして「AI」などの分野で、その“覇権”を揺るがし始めている。激しさを増す二つの超大国の競争は、世界をどこへ導くのか? 選択を迫られる日本の運命は?──関係者への直接取材により、いままで語られることのなかった中国IT企業経営者や米政府高官の肉声を生々しく伝え、“新冷戦”の今後を読み解く一冊。

内容説明

国家戦略のもと、ハイテク分野で急速な成長を遂げる中国。アメリカの強さの源泉であった「情報」や「金融」、そして「AI」などの分野で、その“覇権”に迫らんとしている。激しさを増す二つの大国の競争は、世界をどこへ導くのか?選択を迫られる日本の運命は?米中攻防の真実に迫る取材で大反響を呼んだNHKスペシャルを新書化。「新冷戦」の今後を読み解く一冊!

目次

序章 潜入!自動運転開発最前線
第1章 躍進する中国―AIを制するものが世界を制す
第2章 反撃のアメリカ―激化する技術と情報をめぐる攻防戦
第3章 次世代通信「5G」攻防戦―アメリカは何を恐れたか?ファーウェイ事件の真相
第4章 ブロックチェーンがすべてを変える―新しい金融秩序が生まれる日
第5章 「一帯一路」に集結する新興国―世界はどうなる?激化する「新冷戦」
終章 米中対立の間で迫られる日本の選択

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

356
車の自動運転の「ロードスター・ai・」、スマートフォンで車両と乗客を結ぶサーヴィスの「適適」、5Gの「ファーウェイ」、ブロックチェーンの「アリババ」―これらは全てAIを駆使して世界の最先端を走る中国の企業である。10年前とは隔世の感がある。それでは10年後は?本書を読んでいると中国が世界を席巻しそうな勢いだ。もちろん、アメリカの巻き返しも尋常ではない。政治的にも、軍事においても、あらゆる手段がとられるだろう。そして、多国籍企業がこれを一層混沌としたものにしてゆく。すっかり取り残された気分である。2020/06/06

hk

19
『アメリカの民主党が米中貿易戦争を煽っているのは、次期大統領選を睨んでのこと』という知見が最大の収穫だ。 民主党といえば親中というステレオタイプがあった。だが目下においては民主党も反中スタンスにすっかり衣替えをすませた感がある。 何故か? トランプ政権が引き金をひいてしまった米中貿易戦争。これが長引いたり激化すると米経済は低迷し株価は下がる。さすればトランプ政権支持率も下がり次期大統領選で民主党候補にも勝機が生まれる。だから民主党は米中貿易戦争の激化を次期大統領選までという期間限定で希求している訳だ。2019/09/09

tolucky1962

14
中国のITビジネスの進出が凄まじい。今最も注目され、進歩が速く、応用分野も広く期待されている自動運転、AI、5G、ブロックチェーンの分野で中国は国策として起業が繰り広げられている。米国の大学やシリコンバーの先端企業に人を送り、中国に戻って次のステップに移るシステムができている。日本は現状に目を背けるわけにはいかない。 覇権争いの歴史を振り返るとともに、技術の行方を追うことが次の時代を予測するのに必要となる。 今後、世界の技術スタンダードは2極化され、日本は厳しい立ち位置になりそう。2019/08/26

ランラン

8
米中派遣争いが今熾烈を極めている。裏を返せばそれぐらい中国の技術の伸びには目が見張るものがあることの証し。多くの留学生を米国に派遣して中国の「千人計画」「海亀」は米国にとってもはや見過ごすことができない状況。それにしてもネット社会において日本が遅れをとり1周も2周も周回遅れになっている現実は知っておかんくてはいけないことを改めて感じた。例えばブロックチェーン技術を利用して送金が容易くなりアフリカなど銀行口座が持てない人でも送金が可能になっている現実。人口が減少する日本はAIなど先端技術を取り入れる必要あり2019/08/23

このこねこ@年間500冊の乱読家

4
⭐⭐⭐⭐ 金持ちをより金持ちにするアメリカ企業と、アジアやアフリカの貧しい人達のために技術を提供する中国企業。 その差が浮き彫りになっていると感じました。 真に世界に貢献する企業とは、そして国とはどういうものなのか、考えさせられました。2020/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13903936
  • ご注意事項

最近チェックした商品