NHK出版新書<br> コケはなぜに美しい

個数:
電子版価格
¥1,254
  • 電子版あり

NHK出版新書
コケはなぜに美しい

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885888
  • NDC分類 475
  • Cコード C0245

出版社内容情報

清楚で、けなげに、たくましく。今日も静かに、生えてます。

小さくて美しい花も咲かせないため、ことば通り、コケにされがちなコケ。だがしかし、その清楚でみずみずしい姿形は、わび・さびに代表される日本の美に深く関係しており、生き方に目を凝らせば、環境に応じて変幻自在に生きる術が洗練されている──。日本全国を飛び回る気鋭の研究者が、豊富なカラー写真とともに、尽きせぬコケの魅力を語る。

内容説明

初期の陸上植物の面影を残す植物、コケ。花を咲かせず地味な存在と思われがちだが、その清楚でみずみずしい姿は、「わび・さび」に代表される日本の美意識に深く関係し、生き方に目を凝らせば、環境に応じて変幻自在にスタイルを変える知恵が満載だ。岩や樹木になぜ生える?「苔のむすまで」はどれくらい?コケを愛してやまない気鋭の研究者が、200点以上のカラー写真とともに語る、小さなコケの壮大な物語。

目次

序章 コケはなぜに美しい
都市の章 健気に、時にしたたかに
庭園の章 コケが醸し出す「わび・さび」の風情
農村の章 のどかな土地の熾烈な戦い
里山の章 運命に抗わず、コツコツと生きる
深山の章 細く長く生き、森の主役に
高山の章 厳しさがコケを強くする
水辺の章 柳のようにしなやかに
味わう章 五感でコケを味わう
終章 小さなコケが教えてくれること

著者等紹介

大石善隆[オオイシヨシタカ]
静岡県浜松市出身。福井県立大学学術教養センター准教授。専門はコケ生物学。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。主な研究テーマはコケの生態。この専門を背景にして、コケから日本の文化や地球環境問題についても考える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

94
コケに関する本が多い。コケリウムという小さな瓶にコケをあしらって楽しむことがブームになっていることも一因かもしれない。この本はそんなコケを科学的に解説する一方でコケと日本人との関係(わび・さび)についての文化的な考察や、色、庭や和歌、環境問題などの話題にも触れながら書かれている。日本に住んでいればどこにでも見ることができるコケも本が一冊出来る奥の深い生き物だ。小さなコケについてもっと知りたいと感じた。図書館本2019/10/02

やいっち

76
コケ本は、ロビン・ウォール・キマラー著の『コケの自然誌』以来か。我が家の庭には方々にコケの群が散在していることもあって、コケには無関心でいられない。内容案内によると、「初期の陸上植物の面影を残す植物、コケ。花を咲かせず地味な存在と思われがちだが、その清楚でみずみずしい姿は「わび・さび」に代表される日本の美意識に深く関係し、生き方に目を凝らせば、環境に応じて変幻自在にスタイルを変える知恵が満載」とかある。2021/01/20

活字スキー

27
『バッタを倒しにアフリカへ』『雲を愛する技術』等に通じる偏愛ぶりがプンプンにおうタイトルに惹かれて買ってみたら……予想通り、思いきり前のめりでグイグイきやがったぜ!『雑草はなぜそこに生えているのか』と重なる部分も多いが、コケは草木よりも古い、つまり根源的な種。根や維管束といった構造を持たない代わりに体表から直接水や空気を取り込むというのだから、ある意味コケは究極生命体(アルティミット・シイング)に近い存在と言えるのかもしれない。2020/01/17

おおた

16
このタイトル、言葉にするのはコケを4年見たくらいでは難しすぎる。見た目の美しさだけではなく、逃亡者として被子植物と形や生態が異なるさま、酸性だったり銅イオンだったり極限の場所で生き延びるさま、海を除くあらゆる環境に適応したコケのおもしろさとは美しさに直結するものかもしれない。町中から亜高山帯まで、文章中心にしかも意外性のあるコケを紹介してくれる本というのはありそうでなかった。初心者向けでハミズゴケとかナガシタバヨウジョウゴケはなかなか出てこない。そこがコケ好きならぬコケ数奇への入口になっている。2019/06/11

びぃごろ

12
まさに旬の本。コケに興味を持った人やコケ好きの人に是非読んで欲しい。カラーで美しい写真も多く堪能できます。コケについて漠然と感じていた事を明確に書き連ねてくれてます。そして警鐘も鳴っておる。コケのつく地名にヘェ〜。五感でコケを味わう著者に微笑み、大台ケ原の変貌に驚く…「庭付きの家を買い、コケ研究者が本気をみせたとびきりのコケ庭をつくってみたい」という一文に触発され、脇道の雑草を抜き、落ち葉を拾い、マイコケロードを作るべく汗を流しました。2019/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13896869
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品