NHK出版新書<br> マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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NHK出版新書
マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885697
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0210

出版社内容情報

大反響のNHK番組「欲望の時代の哲学」、待望の書籍化。若き天才哲学者の思想に触れる格好の入門書。易しい言葉で「戦後史」から「日本」までを語りつくす。ロボット工学者・石黒浩氏との対論も必見!

内容説明

本格的に哲学を論じた著書が日本で異例の売れ行きを見せた“哲学界の新星”が来日。滞日記録をまとめて大好評となったNHK番組「欲望の時代の哲学」を書籍化!あのガブリエルが、誰にでも分かる言葉で「戦後史」から「日本」まで語りつくす!彼が日本で感じた「壁」とは?フェイクニュース時代になぜ哲学が有効なのか?世界的ロボット工学者・石黒浩氏とのスリリングな対論も収録!

目次

序章 哲学が生きるためのツールになる時
1章 静寂が叫ぶ国・ニッポンを哲学する―ガブリエル、東京・大阪・京都を行く(秩序と混沌の狭間で―東京にて;ヒトラーともわかり合えるはずだ―大阪にて;旅の終わりに―京都にて ほか)
2章 哲学は時代との格闘だ―ガブリエルの「戦後哲学史」講座(すべては哲学から生まれた;現代哲学を振り返る;哲学から見る戦後史 ほか)
3章 技術を獲得した果てに人間はどこへ?―哲学者・マルクス・ガブリエル×科学者・石黒浩(なぜ日本でロボットが受け入れられるのか;日本語は世界で最も複雑な言語?;言語が違えば概念も違う ほか)
終章 「欲望の時代」の柔らかな戦い方

著者等紹介

丸山俊一[マルヤマシュンイチ]
1962年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。ディレクターとして様々な新機軸の教養番組、ドキュメンタリーを手掛ける。その後プロデューサーとして異色の教養番組を企画、制作し続ける。現在NHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサー。早稲田大学、東京藝術大学で非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

110
テレビ番組の書籍版のため体系的な理解は難しかったが、知的好奇心が刺激された。近代哲学は発展する中で、資本主義が哲学を取り込んでいく。構造主義の「無意識は構造の影響を受ける」という本質は、大量消費社会の中で、消費に対する「欲望」として人々を束縛。ソーシャルメディアによる情報の洪水が人々を無力感に陥れ、消費行動の支配を目論む。このシンギュラリティが東京で既に起こっている。ガブリエル氏の柔らかな戦い方が実存主義への回帰。実存は本質に先立つ。人間とは「道徳」により動物にならないようにしている動物。肝に銘じたい。2022/07/28

はっせー

102
かなりためになった! マルクスガブリエルさんのことはなんとなく知っていたが、こうしたかたちで思想や考え方を知れた。内容はマルクスガブリエルさんが日本に来て、様々な所に行き、そこで考えたことを丸山さんがまとめた形になっている。実存主義から構造主義そしてポストコロニズムまでの流れを説明して、メリット デメリットを教えてくれる。その流れで出てくるのが新実存主義である。新実存主義についてもっと深く知りたくなったので、マルクスガブリエルさんの本を読みたいと思った!2019/06/11

禿童子

42
NHKのテレビ番組をまとめた本。哲学者マルクス・ガブリエルの思考、日本を訪問して特に渋谷のスクランブル交差点に惹きつけられたこと、ロボット工学者石黒浩との対談など。読みやすいけど、「新実在論」って何なの?という問いに答えているとはいいがたい。入門の入門という位置づけか。ただ、石黒との対談では、ドイツ人の中にはカントやヘーゲルの哲学が埋め込まれていること、日本人がヒューマノイドの存在を受け入れているのに対して、ドイツ人の大半が拒絶的であることが知れて興味深い。トノーニの意識の情報統合理論を支持するのは意外。2019/04/16

さきん

38
実存主義、構造主義、ポスト構造主義のあとに、新実存主義を提唱している著者。ユニコーンを例に真実、事実の違い、構造にとらわれない確かな実存の存在を訴えている。人間の定義をしっかり持っているドイツ哲学と人間の定義にこだわらない日本のアンドロイド研究者との対談は面白かった。2020/01/05

ミッキー・ダック

38
注目の世界的哲学者を取材したTV番組の書籍化。日本の印象、戦後哲学史講座、石黒浩氏との対談を所収。◆近代に対峙して戦後生まれたポストモダン思想は、絶対を否定するが故に、「道徳観は文化毎に異なり普遍的正義などない」といった悪しき相対主義を生んだ。だが彼は、「子どもを虐待するべきでない」といった文化を超えた普遍的道徳があると主張する。◆彼の新実在論を理解するのは難しいが、資本主義や民主主義の危機、シンギュラリティ、インターネット、ロボット等、現代の諸問題と格闘し理性的に解釈しようとする姿は魅力的である。 2019/05/02

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