出版社内容情報
非正規雇用で働く「中年フリーター」が増加の一途を辿っている。なぜ彼らは好景気にも見放されてしまったのか?政治はいったい何をしてきたのか? 豊富な当事者取材から「見えざる貧困」の実態を描きだす。
内容説明
バイト3つを掛け持ちして休みゼロの43歳男性、「妊娠解雇」で虐待に走った41歳女性、手取り17万円で地方医療を支える臨時公務員37歳男性―。非正規雇用で働く35~54歳の「中年フリーター」が、この国では増加の一途を辿っている。なぜ彼らは好景気にも見放されてしまったのか?フリーターを救う企業はあるのか?豊富な当事者取材から「見えざる貧困」の実態を描きだす。
目次
序章 国からも見放された世代
第1章 中年フリーターのリアル(とある中年男性の絶望―健司さん(38)の場合
「景気回復」から遠く離れて
結婚できるのは正社員だけ? ほか)
第2章 女性を押さえつける社会(子どもを産ませない職場;閉ざされた「正社員」への道;「妊娠解雇」の衝撃 ほか)
第3章 良質な雇用はこうして作る(雇用のミスマッチをどう減らすか―富山県の場合;皆を幸せにするオーダーメイド雇用―小野写真館の場合;社長の仕事は「人の目利き」―ノーブルホームの場合 ほか)
終章 中年フリーターは救済できるか
著者等紹介
小林美希[コバヤシミキ]
1975年、茨城県生まれ。労働経済ジャーナリスト。水戸第一高、神戸大学法学部を卒業後、株式新聞社、毎日新聞社「週刊エコノミスト」編集部記者を経て、2007年よりフリージャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃが
竹園和明
ひと
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
katoyann