NHK出版新書<br> ルポ 中年フリーター―「働けない働き盛り」の貧困

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ルポ 中年フリーター―「働けない働き盛り」の貧困

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885666
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

非正規雇用で働く「中年フリーター」が増加の一途を辿っている。なぜ彼らは好景気にも見放されてしまったのか?政治はいったい何をしてきたのか? 豊富な当事者取材から「見えざる貧困」の実態を描きだす。

内容説明

バイト3つを掛け持ちして休みゼロの43歳男性、「妊娠解雇」で虐待に走った41歳女性、手取り17万円で地方医療を支える臨時公務員37歳男性―。非正規雇用で働く35~54歳の「中年フリーター」が、この国では増加の一途を辿っている。なぜ彼らは好景気にも見放されてしまったのか?フリーターを救う企業はあるのか?豊富な当事者取材から「見えざる貧困」の実態を描きだす。

目次

序章 国からも見放された世代
第1章 中年フリーターのリアル(とある中年男性の絶望―健司さん(38)の場合
「景気回復」から遠く離れて
結婚できるのは正社員だけ? ほか)
第2章 女性を押さえつける社会(子どもを産ませない職場;閉ざされた「正社員」への道;「妊娠解雇」の衝撃 ほか)
第3章 良質な雇用はこうして作る(雇用のミスマッチをどう減らすか―富山県の場合;皆を幸せにするオーダーメイド雇用―小野写真館の場合;社長の仕事は「人の目利き」―ノーブルホームの場合 ほか)
終章 中年フリーターは救済できるか

著者等紹介

小林美希[コバヤシミキ]
1975年、茨城県生まれ。労働経済ジャーナリスト。水戸第一高、神戸大学法学部を卒業後、株式新聞社、毎日新聞社「週刊エコノミスト」編集部記者を経て、2007年よりフリージャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゃが

57
『中年フリーター』のタイトルに引き付けられた。就職氷河期の人たちの一部が多様な理由で非正規雇用者となり、働き盛りのといわれる中年期に、思うような働く場を確保できず、格差からの貧困に陥っている状況をルポ。そこにはシングルマザー、看護介護職の妊娠・出産・子育てへのパワハラや離職勧告、非正規雇用者雇い止めなど従来と変わらない現場を読んでいても重苦しかった。今、問題になっている外国人労働が増えれば、さらに過酷くなるような気がした。一筋の光明は富山県が働きやすい環境を取組んでいることだ。こんなモデルが広がってほしい2019/01/16

竹園和明

42
【徒然所感】働いて働いて人並みレベルの暮らしを望もうにも、世の中がそれを許してくれないとしたら何に縋れば良いのか。非正規雇用や低賃金労働の現実を、多様な業種の実例を挙げてレポート。経団連の犬となり「経済再生」を語って、抽象的で曖昧な演説で無知な若者らを丸め込んで支持率維持に躍起になる政権。そんなインチキ政治のせいで苦しむ人々の何と多い事か。経済的理由から子供を増やせない、技術の伝承もされない、そんな国に未来などある訳がない。箍が外れた企業と政治を締め直す事は容易ではないが、今止めないと日本は確実に滅ぶよ。2019/04/24

ひと

32
最後まで読み終わってから同時期に学んでいた後輩の著作だとわかった。問題意識は共感。3章で取り上げられている行政や企業の取り組みなどで、今後はこのような中高年の非正規雇用者が減ってくれることに期待。ただ、世の中的には団塊ジュニア世代が30代前半で未婚率47%超となってしまっていた(R2労働白書)ところで動くべきだった。人口問題の解決に関しては手遅れ感が否めない。虐げられてしまっていた人達に救いの手が差し伸べられること、過去の失敗から学んで、より明るい社会が築かれることを祈りたい。2023/04/12

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

26
派遣やバイト、非正規雇用で働いたまま中年になった人たちの生活について。背筋が冷たくなるくらい悲惨で先が見えない。2022/07/27

katoyann

25
就職氷河期を経験した中年の非正規雇用労働者の実態を検証したルポ。1968年から19777年生まれの世代が就職氷河期に当たる。新規学卒時に正社員として就職出来なかった世代の困難が克明に描写されている。正社員なみの能力や仕事量があってもまともに評価されることはなく、年収200万を割ることもザラ。縋るような思いで就職するとブラック企業であることも多く、劣悪な雇用環境で病気になり、退職を余儀なくされる。女性非正規の場合は妊娠休暇が許されず、仕事を辞めざるを得なくなる。権利保障が喫緊の課題だと改めて感じた。2023/09/15

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