NHK出版新書<br> 試験に出る哲学―「センター試験」で西洋思想に入門する

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NHK出版新書
試験に出る哲学―「センター試験」で西洋思想に入門する

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885635
  • NDC分類 130
  • Cコード C0210

内容説明

思想の重要なポイントが毎回出題される「センター試験・倫理」。哲学を学び直すなら、これにあたるのが一番。ソクラテス、プラトンからニーチェ、ウィトゲンシュタインまで、厳選20問にチャレンジし、解説とイラストを楽しむうちに西洋思想の基本がサラリと頭に入ってくる。大ベストセラー『哲学用語図鑑』の監修者、初の書き下ろし新書!

目次

1 哲学は「無知の知」から始まった―古代ギリシャ哲学からスコラ哲学へ(「ソクラテス以前」に何が起きたのか?―神話から理性へ;「無知の知」って何だ?―ソクラテVS.ソフィストの攻防;「洞窟」とは何の比喩なのか?―プラトンのイデア論;世界の成り立ちをどう解きほぐす?―プラトンからアリストテレスへ;「自然に従って生きよ」とはどういう意味?―ヘレニズム期の思想;信仰と理性をどう調和させる?―アウグスティヌスとトマス・アクィナス)
2 「神」が主役の座を譲り、退場していく―近代哲学のエッセンス(誰が「イドラ」に囚われているのか?―ベーコンと近代科学;人はいかに「真理」に辿りつくのか?―デカルトの物心二元論;自由とは?実体とは?―スピノザとライプニッツの大陸合理論;「因果関係」って何だ?―ロック、バークリー、ヒュームのイギリス経験論;「定言命法」って何だ?―カントの認識論と道徳論;理想の共同体はいかに生まれるのか?―ヘーゲルの歴史観)
3 ひねくれた哲学者たちが「当たり前のこと」を疑いはじめた―近代批判の哲学(資本主義社会はなぜ批判されるのか?―マルクスの唯物史観;西洋哲学の破壊者登場!―ニーチェの超人論;プラグマティズムって何だ?―パース、ジェイムズ、デューイ;大衆社会と科学技術を批判せよ!―ハイデガーの存在論;「実存」という不安とどう向き合うか?―キルケゴールからサルトルへ;「言語ゲーム」って何だ?―ウィトゲンシュタインの軌跡)

著者等紹介

斎藤哲也[サイトウテツヤ]
1971年生まれ。ライター・編集者。東京大学文学部哲学科卒業。人文思想系から経済・ビジネスまで、幅広い分野の書籍の編集・構成を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

42
「試験に出る哲学」というから、バカロレアの哲学の問題のようなものだと思っていたから、本書の内容には驚いた。掲載されたセンター試験20問は、単なる「哲学史の知識問題」。しかも、問題は余りにも簡単で、これなら世界史や日本史の暗記に必死になるよりも、よほど効率的に点数が稼げること請合いである。高校では、こんなものを哲学だと教えているのかと背筋が寒くなってくる。そのことへの反発もあって、著者は、この本を書かれたのだろうが、でも、今更こんな概説を読むくらいなら、それぞれの原典ともう一度格闘する方がよほど意味がある。2019/03/12

Kentaro

37
後期ウィトゲンシュタインを代表する「言語ゲーム」とは、たとえば「やばい」という言葉で考えると説明しやすい。やばいという言葉は、ある場面では「すごい」の意味で用いられるし、ある場面では「まずい」「危ない」の意味で使われる。私たちは、「やばい」の多様な意味をあらかじめ知っているから、いろんな場面で「やばいね」を使い分けているわけではない。 日常生活のなかのさまざまな場面で、さまざまな他者との会話に触れることを通じて、「こういう場面では『やばい』と言えるのだな」ということを知り、自分でも使えるようになるわけだ。2020/02/24

壱萬参仟縁

35
BOOKOFF+にて購入。270円はよかった。東洋編も買おうかな? 私と同い年の著者。某試験結果はF1であとわずかだったがアウト。キュニコス派(犬儒派)は、自由で自足的な犬のような生活を理想視していたことから(78頁)。私も、老子のような逍遥遊、上善は水の如し、柔弱謙下。そんな犬儒派や無為自然を理想にしたらいいかもしれない。ソクラテスは本を1冊も書いていない(40頁)というのは、プラトンやアリストテレスの本を勉強しないといけないことの裏返しだろう。2020/09/13

おさむ

35
万人向けでわかりやすい哲学入門書。Z会で編集者をしていた著者だけあり、センター試験の高校倫理の問題をベースに、様々な哲学のあらましを紹介する。デカルトやカント、キルケゴールなど漠然と知っている哲学者たちの学説がよく理解できました。個人的にはフランシスベーコンとニーチェ、サルトルの考え方に惹かれます。さらに詳しく勉強したみたい気持ちにさせてくれる良書でした。2019/06/05

ころこ

29
「倫理」という科目のセンター試験で出題された選択式の20問の問題をダシにして、哲学史をまとめています。なぜ文科省は「倫理」と付けるのか。本書のタイトルは「哲学」「思想」となっています。類書で思いつくのは熊野純彦『西洋哲学史』ですが、想定される読者に対する効果は本書が優れています。読者の理解に引っ掛かり易いように、全体の見取り図や類似の比較、問題を使った原文の引用、箇条書きなどの工夫がされています。事実、気の利いた表現による再発見が幾つもありました。読書時間も熊野本2冊と比べると5分の1でしょう。2018/10/07

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