内容説明
思想の重要なポイントが毎回出題される「センター試験・倫理」。哲学を学び直すなら、これにあたるのが一番。ソクラテス、プラトンからニーチェ、ウィトゲンシュタインまで、厳選20問にチャレンジし、解説とイラストを楽しむうちに西洋思想の基本がサラリと頭に入ってくる。大ベストセラー『哲学用語図鑑』の監修者、初の書き下ろし新書!
目次
1 哲学は「無知の知」から始まった―古代ギリシャ哲学からスコラ哲学へ(「ソクラテス以前」に何が起きたのか?―神話から理性へ;「無知の知」って何だ?―ソクラテVS.ソフィストの攻防;「洞窟」とは何の比喩なのか?―プラトンのイデア論;世界の成り立ちをどう解きほぐす?―プラトンからアリストテレスへ;「自然に従って生きよ」とはどういう意味?―ヘレニズム期の思想;信仰と理性をどう調和させる?―アウグスティヌスとトマス・アクィナス)
2 「神」が主役の座を譲り、退場していく―近代哲学のエッセンス(誰が「イドラ」に囚われているのか?―ベーコンと近代科学;人はいかに「真理」に辿りつくのか?―デカルトの物心二元論;自由とは?実体とは?―スピノザとライプニッツの大陸合理論;「因果関係」って何だ?―ロック、バークリー、ヒュームのイギリス経験論;「定言命法」って何だ?―カントの認識論と道徳論;理想の共同体はいかに生まれるのか?―ヘーゲルの歴史観)
3 ひねくれた哲学者たちが「当たり前のこと」を疑いはじめた―近代批判の哲学(資本主義社会はなぜ批判されるのか?―マルクスの唯物史観;西洋哲学の破壊者登場!―ニーチェの超人論;プラグマティズムって何だ?―パース、ジェイムズ、デューイ;大衆社会と科学技術を批判せよ!―ハイデガーの存在論;「実存」という不安とどう向き合うか?―キルケゴールからサルトルへ;「言語ゲーム」って何だ?―ウィトゲンシュタインの軌跡)
著者等紹介
斎藤哲也[サイトウテツヤ]
1971年生まれ。ライター・編集者。東京大学文学部哲学科卒業。人文思想系から経済・ビジネスまで、幅広い分野の書籍の編集・構成を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
Kentaro
壱萬参仟縁
おさむ
ころこ