内容説明
ぼくはこうやって絵本を描いてきた―。日本を代表する絵本作家が、自らの個人史にも立ち返りながら、子どもから大人までを魅了してやまない創作と発想の内実について初めて記す。大人の常識にしばられず、子どものように自由に考え、描くにはどうすればいいか。一〇〇冊以上の絵本を生み出してなお、尽きることのないイマジネーションの核心に迫る一冊。
目次
第1章 一〇〇年後の「子どもたち」のために(「こんにちは、アストリッド。ぼくはあなたに会ったことがないけど…」;登校拒否と栄養失調 ほか)
第2章 ぼくは絵本をこうやって描いている(ぼくの根っこにある感覚;「絵本の地図」のつくり方 ほか)
第3章 ああでもある、こうでもある(ボローニャで感じたこと;ブルーノ・ムナーリの発想 ほか)
第4章 想像力で未来を描くということ(「荒井良二とふらっぐしっぷ」;「絵本の終わり」は「何かの始まり」に通じている ほか)
著者等紹介
荒井良二[アライリョウジ]
1956年、山形県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。1990年に処女作『MELODY』(トムズボックス)を発表後、数々の絵本、挿画を手掛ける。1991年に『ユックリとジョジョニ』(ほるぷ出版)でエズラ・ジャック・キーツ賞ノミネート。以来、100冊以上の絵本を刊行し、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞(2005年)をはじめとする国内外の賞を多数受賞。日本を代表する絵本作家として活躍するとともに、近年はその活動の幅を美術やアニメーションなどにも広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
ミカ
booklight
けんとまん1007
anne@灯れ松明の火